非認知能力とは何?文部科学省推奨の非認知能力を鍛える遊びを簡単に紹介

子どもは、日々身体・心ともに物凄いスピードで成長をし続けています。

そんな中、子どもが自身の将来にとって大切なことをしっかり学べているのか、力を付けられているのか不安に思う親御さんもいるはずです。

ここで、重要な存在となるのが昨今世界的にも注目を集めている「非認知能力」です。
一体どんな能力であるのか、初めて聞いた方もいると思います。
そこで今回の記事では、昨今注目されている「非認知能力」について簡単に解説を行います。

非認知能力とは何?非認知能力の一覧を紹介

非認知能力は、テストの点数では測定しにくい能力で、社会的情緒とも言われています。

人と関わって社会の一員として生きていくために必要な力ばかりです。

「非認知能力」例えば
  • コミュニケーション能力
  • 集中力
  • 創造力
  • 忍耐力
  • 共感力、思いやり
  • 自己肯定感
  • 主体性
  • 協調性
  • 自立心
  • 道徳心

最近では、保育園や学校などの教育現場でも、非認知能力の重要性が認識されるようになりました。非認知能力を伸ばすためには大人が環境を整えてあげることも重要です。

非認知能力が注目される理由と科学的根拠

非認知能力が注目される理由には、「ペリー・プレスクール・プロジェクト」が関係しています。
本調査は、貧困世帯の子ども3~4歳123人を対象としました。
参照元:Wikipedia

調査では午前中に2.5時間教育を受けてもらい、毎週教師による家庭訪問が1.5時間行われました。

長い間追跡調査がなされ比較をすると、教育を受けたグループの方が教育を受けていないグループと比べ雇用率や犯罪率、月収、持ち家率など結果に優れた違いが出たのです。
参照元:https://www.yamanashibank.co.jp/fuji_note/life/post_1406.html

幼児期の非認知能力の重要性について、2013年ベネッセ次世代育成研究所の「第1回幼児期から小学1年生の家庭教育調査報告書」によると、学びに向かう力と、言語や数字、思考に関わる能力には関連性が見られるとのことでした。
参照元:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/057/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/04/07/1368680_06.pdf

測定不可能の非認知能力の測り方

非認知能力は数値には表せないので、正確には測定できません。

しかし、非認知能力に必要な性格の特性から推し量ることはできます。

下表は、非認知能力の性格特性の一覧です。

誠実性 忍耐力があって責任感が強いタイプで、熱意や野心がある
開放性 知的好奇心が強いタイプで、創造力や状況判断能力に長ける
外向性 リーダーシップがあり親しみやすいタイプで、社会と積極的に関わる
協調性 人のサポートが得意なタイプで、大らかなので付き合いやすい
情緒安定性 楽観的なタイプで、ストレスにもうまく対処できる

子供の非認知能力を伸ばすポイント3選

非認知能力の育成が重要であることが理解できたところで、子どもの非認知能力を伸ばしてあげるにはどのような方法が有効なのでしょうか。

0~5歳までのお子さんがいるご家庭の515人中、非認知能力という言葉を知る134人を対象として行われたアンケートでは、”非認知能力を伸ばすため自宅で何か取り組んでいる”と回答したのはわずか9.0%でした。
参照元:https://benesse.jp/kosodate/201904/20190412-1.html

ここからは、3つの非認知能力を伸ばす方法について紹介します。

  • 課外活動や習い事をさせる
  • 主体的に遊ばせる
  • 大人が努力を褒めて自己肯定感を育む

課外活動や習い事をさせて周囲との関わりを増やす

課外活動や習い事をさせることで、さまざまな体験を通じて非認知能力を伸ばしてあげましょう。

一緒に初めての体験・挑戦をしていくことでやり抜く力や行動力、意欲、自主性、協調性など非認知能力を育むことに繋がっていきます。
非認知能力を育てるには、育てていく為の環境を用意してあげることが重要です。

関連記事:【厳選】子供に習わせて本当に良かったおすすめ習い事ランキング9選

好きなことを通して主体的に遊ばせる

子ども自身が考え行動しながら遊ぶこと、子供を主体的に遊ばせていくことが重要となります。
本人の意思のもと好きな遊びをしていくことによって、探求心粘り強さ集中力好奇心やる気など非認知能力を伸ばす結果に繋がっていきます。

大人が良いと思った遊びを子どもにさせるのではなく、あくまでも子ども自身が自由に興味・関心を持ったものを見つけ遊んでいくのがポイントとなります。

関連記事:子供の自立のために必要なこととは?NGな行動・心がけたいポイントを紹介!

大人が努力を褒めて自己肯定感を育む

7ヶ国満13~29歳が対象となった意識調査である「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査(平成25年度)」があります。
その中の自己認識の項目にある「自己肯定感の調査」において、日本は他対象国と比較すると低い結果で最下位となっています。
参照元:https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h26gaiyou/tokushu.html

子どもが何かを達成した際はその能力や結果を褒めるのではなく、努力を褒めてあげましょう
自身に対する自信や喜び、やる気など自己肯定感を育むのに繋がります。
目に見えた数字などを褒めるのではなく、本人の努力を褒めるのが重要です。

文部科学省が推奨する非認知能力を鍛える遊び

非認知能力を鍛えるためには、外遊びを積極的に取り入れましょう。
特別な道具を使わないシンプルな遊びだけでも、非認知能力を養うことは可能です。

文部科学省の「幼児期運動指針」にも、友達と一緒に体を動かして遊ぶことで、意欲や協調性・社会性などが養われると示されています。

例えば、ルールのある集団遊びにより、協調性・忍耐力を鍛えることが可能です。
外で鬼ごっこやドッジボールなどの団体で行う遊びをするとよいでしょう。

ほかにも、公園で遊ぶ際は友達と遊具の譲り合いをしながら遊びます。

友達とのやりとりを通して、思いやりの気持ちが芽生え、コミュニケーション能力の向上が期待できるでしょう。

子供の非認知能力を伸ばすために読みたい本

 子どもの非認知能力を育てるためには、本を読んでさまざまな情報・知識を理解していくのがおすすめです。
是非読んでほしいおすすめ本を3冊紹介します。

  • 非認知能力を育てる あそびのレシピ
  • 学力テストだけでは測れない非認知能力が子どもを伸ばす
  • 成功する子 失敗する子

非認知能力を育てる あそびのレシピ 0歳~5歳児のあと伸びする力を高める

非認知能力を育てていくための遊びが多く紹介されています。
文字だけでなくイラストも載っているので、内容がより分かりやすく最後まで楽しく読むことが可能です。

学力テストだけでは測れない非認知能力が子どもを伸ばす

非認知能力についての知識はもちろんのこと、実践例についても学ぶことができます
非認知能力を初めて知る方や、理解を深めていきたい方におすすめの本です。

成功する子 失敗する子—-何が「その後の人生」を決めるのか

しっかりとした研究結果やデータ、事例などが含まれているため、内容が分かりやすく296ページでも読み進めやすい1冊となっています。

非認知能力の伸ばし方まとめ

今回の記事では、昨今注目を集めている「非認知能力」について紹介しました。

非認知能力は子どもの将来に影響を与える能力であり、大切ですが目に見えないため、評価・判断をするのは難しいです。
非認知能力の育て方を知らない方も少なくありません。

また現在は、非認知能力に関する書籍が多く出版されています。
さまざまなことを通じて、非認知能力の重要性や育て方をきちんと理解しておくことが大切です。

 

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