【サマーキャンプコーチから見た子供達②】ちかコーチ

2019年サマーキャンプ:ちかコーチ(米ワシントン大学)

初めまして!国際子供サマーキャンプにコーチとして参加している、ちかです。
このブログでは、私自身の今までの経験が、インターンシップのコーチとしての活動・取り組み方にどの様に反映されているかを少し紹介したいと思います。

シンガポール→日本→中国→アメリカ

日本人の両親の元、シンガポールで生まれる。
幼稚園の途中から小学校5年生まで、東京都で過ごす。
親の仕事の都合上、6年生から高校卒業まで中国広東省に住み、インターナショナルスクールを卒業。
現在は、アメリカ・シアトルにある大学に在学中。

子供時代、BSCのキャンプには参加したことはありませんでしたが、夏休みに、普段関わらない小学生を相手に新しいことに挑戦してみたいと思い、今回コーチとして活動することを決めました。

サマーキャンプにコーチとして参加した目的

一つ目が、子供達に日本国内で国際経験を積んでもらいたい為。
私自身の海外経験が少しでも子供達の視野を広げることができたら良いなと思い、子供達に積極的に話しています。

二つ目は、運営・指導側からの視点で、能動的に学ぶとは何か、自分自身と教育に対して向き合う為。
様々な教育環境に身を置いてきたので、子供に主体性を持たせて学ばせるとはどう言うことなのかを検証してみたいと思い、子供達の日々の言動に注目しています。

インターナショナルスクールへの転校・引越し

私の人生の転機とも言える引越しと転校。

特に、日本の公立小学校から、インターナショナルスクールへ転校したことは、言語の違いを始め、友達関係、先生や親の価値観など、吸収すること全てが変わりました。
今まで通りの『当たり前』が通用しないことにいら立ちを覚えてしまうこともありました。
特に、友達の輪の中心にいることや話題を積極的に提供する事が好きだった私にとって、疎外感を強く感じ、自分らしくいられないことが嫌だなぁと思う日々もありました。

学生時代の夏休みの大切さ

新しい環境で、どうしても殻を破れずに悩んでいましたが、振り返ると、長期の夏休み間の経験が大きく自分を変えていったと思います。

13歳、夏休みにアメリカへ

親元を初めて離れて海外へ飛んだのが13歳の時。
アメリカのカリフォルニア州にパブリックスピーキング講習を受けに行った時、生まれも背景も違う初対面の学生同士で遠慮なく討論したことはとても刺激的でした。
それと同時に、世界中から来る学生と比べ、自分はまだまだ積極性が足りないことを実感しました。

中学生の間でこの様な経験を積めたことは、高校生以降の物事を取り組む姿勢を大きく変えてくれたと思います。
高校に入ってからは、一人で中国内でのボランティア活動を探したり、学校での課外活動の一環として、プロジェクトを立ち上げたり、自信を持って自分がやりたいことを見つけることが出来るようになりました。
それはきっと、中学生の間に行ったパブリックスピーキングキャンプなど、知らない環境に身を置き、新しいことに挑戦した経験が大きく反映されているのではないかと思います。

今、夏休み中にBSCキャンプへ来る小学生も、親とも離れ、普段生活している「学校」というコミュニティーの外に出て、新しい友達と非日常的な生活を送っています。
BSCキャンプに参加している子供達の目を見ていても、一人一人が輝いています。
この様な経験が、将来新たな環境に身を置く時に、自分から新しい一歩を踏み出せる勇気に繋がるかもしれません。

国際子供サマーキャンプを通じて、改めて気がついたこと

今までの海外経験を踏まえ、今回改めて日本の小学生と接する上で感じたことは数え切れないほどあります。
その中でも特に印象的だったのが、日本の小学校の文化の良さです。

掃除の文化

日本の小学校では、掃除を1日の流れの一環として行なっている当たり前のことです。
しかし、海外の子供達は誰かが掃除をしてくれるという認識を当たり前の様に持っています。
BSCサマーキャンプの活動でもある毎朝の掃除も、子供達が誰一人文句を言わないことに感心したと同時に、小学生は私が思っている以上に自立していることを体感しました。

いただきますという言葉

また、毎日の食事で「いただきます」「ごちそうさま」を言うことの大切さも子供達から教わりました。
食事ができることに対する感謝の気持ちも日本ならではの、素晴らしい文化だと感じました。

しかし、各国の教育方針が大きく違う中でも、小学生は皆、国籍や背景を問わず、好奇心に満ち溢れているのを目の当たりにしました。それは、私が今まで海外で見てきた子供達にも当てはまることです。
大人が思っている以上に、子供は純粋で、大学生の私にもどんどん話しかけてくれて、元気をもらっています。

最後に〜非日常的な体験の大切さ〜

BSCのサマーキャンプのモットーでもある『冒険ある人生を』。
このモットーは、新たな環境に身を置くことの楽しさと重要性を表していると思います。

私自身も、今回久しぶりにBSCで同年代の日本人インターン生と関わることで、活動に対する取り組み方や、コミュニケーションの取り方など、新たな発見が多くありました。

子供達にとって、親元を離れることは勿論、新しい友達を一人で探すことは大きな冒険です。
私自身も、小学校時代ではありませんでしたが、冒険で旅に出たことは、今自分が持っている考え方や行動に大きく影響していると思います。

“Step out of your comfort zone” (居心地の良い場所から踏み出せ)

という言葉がある様に、BSCで体験できる冒険の数々は、自分の視野を変える第一歩ではないでしょうか?

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