キャンプでできる子供の工作6選!作り方や注意点、アウトドアのメリットも紹介
大人なら懐かしさも感じる割り箸鉄砲やどんぐりのコマなど、自然の中にある素材と持ってきた道具だけで工作をすることは、子供の感受性や創作力を育みます。
この記事では、キャンプやアウトドアなどに出かけたときに簡単にできる工作や、工作のメリット、注意点などを解説します。
家の中では得られない、大自然の中だからこそ感じる刺激と体験で子供たちの意欲を高め、家族の楽しい思い出を増やしましょう。
キャンプ場で楽しめる工作とは
キャンプ場での工作は、夏休みの自由研究や宿題にもぴったりです。
子供には難しいテント張りの合間や料理の待ち時間などの暇つぶしにもおすすめです。
山や川、海などにはたくさんの素材があります。
現地で手に入れられる素材を使い、限られた道具で工夫しながら工作することで、普段とは違う楽しみを感じられるでしょう。
キャンプ場で子供でもできる工作6選
子供でもできる工作はたくさんあります。ここでは、キャンプ場で子供ができる工作6選を紹介します。
花冠・花輪・笹船
シロツメクサなどの草花が咲いていたら、花冠や花輪が作れます。
川の近くでのキャンプなら笹舟を作って川に流すのもよいでしょう。
手で編んだりちぎって組み立てたりするため、道具は必要ありません。
川に流す際には葉っぱで手を切らないように注意し、流れの急な所は避けるようにしましょう。
割り箸鉄砲
割り箸鉄砲は、輪ゴムを飛ばして遊ぶおもちゃです。
的当てゲームをしたり飛距離を競ったりして遊べます。
道具は割り箸とハサミ、輪ゴムです。持ち手とトリガー部分は割り箸を折って作りますが、輪ゴムで留めて組み立てるだけなので子供でも簡単に作れます。
ハサミの取り扱いに気をつけて、人に向けて撃たないようにしましょう。
小枝のドリームキャッチャー
小枝のドリームキャッチャーは、テントに吊るすことで目印になります。
材料は、山や川で拾った小枝と糸、ハサミです。カラフルな糸を用意してもよいですし、料理用の麻糸などでもかまいません。拾ってきた小枝に糸を巻き付けて四角形の枠に組み立てます。
枠の中へランダムに糸を交差させたら完成です。
石ころアート・ストーンペインティング
キャンプ場でみつけた石に、絵の具やペンなどで絵を描けば、石ころアートやストーンペインティングの出来上がりです。
キャンプ場や川で拾った石が動物や顔に見えてきます。
絵の具はアクリル絵の具がおすすめですが、小さなお子さんは水性ペンでもかまいません。
絵の具を使う場合は、自然を汚さないように新聞紙を敷いて作業しましょう。
どんぐりのコマ
どんぐりのコマは簡単にたくさん作れるため、子供同士で遊ぶのにぴったりです。
どちらが長く回るか競ったりコマ相撲をしたりできます。
材料は、キャンプ場で拾ったどんぐりと細くて硬い枝、キリ、ハサミです。枝の代わりに爪楊枝を使ってもかまいません。
どんぐりの傘が付いている方にキリで穴をあけ、枝を差し込むだけで完成です。
紙コップのランプ・ランタン
紙コップのランプやランタンは、夜のテントを美しく彩ってくれます。
用意するものは紙コップとハサミやカッター、画用紙やカラーセロファン、のり、LEDライトです。
画用紙に好きなイラストを描いて切り取り、紙コップの内側に貼り付けたり、紙コップに穴をあけてカラーセロファンを貼り付けたりします。
紙コップの中にライトを入れると素敵なランプになります。
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キャンプやアウトドアが子供に与える4つのメリット
キャンプやアウトドアをすることで、子供にどのような影響があるのでしょうか。4つのメリットについて紹介します。
1.コミュニケーション能力や協調性が身につく
キャンプでは、両親や兄弟と協力しながらテントを貼ったり食事を作ったりする必要があります。
自分に与えられた役割や仕事を、家族と協力しながらこなすことでコミュニケーション能力が身につきます。
自分も役に立っていると自信がつけば、協調性も養えます。
キャンプでは子供にも積極的に仕事を任せるとよいでしょう。
2.脳が活性化して意欲や創作力が刺激される
キャンプなどでは、都会ではなかなか見かけない大自然とふれあえます。
見たことのないものや新しい経験をすることで、脳が活性化して創作力や意欲などが刺激されるのです。
また、火を扱うと脳が活性化するともいわれているため、キャンプファイヤーなどで火を扱う経験ができるのもメリットです。
3.豊かな感受性が育まれる
キャンプではさまざまな体験ができます。山歩きや川遊びをしたり、土や植物、生き物とふれあったりします。
また、木の匂いを感じたり、都会とは違った美しい星空を見ることもできます。
大自然とふれあうことで自然や命の大切さを知り、関心を持つようになるため、豊かな感受性が育まれるでしょう。
4.トラブルや危機に対する回避能力が養われる
キャンプでは、忘れ物をしてしまったり急に天候が崩れたり、思わぬハプニングに見舞われることもあるでしょう。
その際に、大人が試行錯誤してトラブルを解決する姿をみることで、トラブル回避能力や処理能力などが自然と養われます。
回避能力は経験して身につくものなので、キャンプなどで多く経験を積むことが大切です。
キャンプで子供達に遊ばせるときの4つの注意点
キャンプで子供を遊ばせる際に気をつけてほしいポイントが4つあります。それぞれ詳しく解説します。
1.危険な場所で遊ばせない
子供を遊ばせる際には、危険な場所を避けるようにしましょう。
駐車場や流れの早い川、ハイキングコースの脇道、火や包丁を扱う場所などには特に注意が必要です。
大人たちであらかじめ危険な場所をチェックしておいて、子供達には事前にルールや決まり事を伝えておくようにしましょう。
2.子供から目を離さない
子供から目を離さないことも大切です。
子供達はキャンプにきてテンションが上がってしまい、無意識に危険な場所に近づいてしまうことがあります。
子供とは常に一緒に行動するよう心がけましょう。
また、夏場は熱中症などのリスクもあります。楽しくて体調不良に気づけないこともあるので、子供の様子は注意して観察しましょう。
関連記事:【夏休みの前に】水辺の事故を防ぐためにしなければならないこと
3.虫除けや動植物の対策を忘れない
自然の中にはたくさんの虫がいるため、虫除け対策は欠かせません。
あらかじめ、体用の虫除けスプレーを塗っておき、テントにも虫よけスプレーや虫刺され用の薬を用意しておくようにしましょう。
また、ヘビやムカデ、毒のある植物などにも注意が必要です。不用意に触ると危ないので、子供にも注意しておくようにしましょう。
4.火の扱いには注意する
キャンプではバーベキューやキャンプファイヤーなどで火を扱うシーンが多いです。
子供に火を扱わせることも1つの経験ではありますが、必ず大人と一緒に扱うようにしましょう。
油断していると思わぬ事故につながります。
サマースクールなどに参加させる際には、きちんと運営している信頼できる施設を選ぶことが重要です。
参考:子供の野外活動について徹底解説|その効果と、野外活動での注意点や服装について。
関連記事:キャンプでの料理体験が子供の自立を育む|子供が挑戦できる料理メニューも紹介
キャンプ場で子供でもできる遊び4選
キャンプ場では子供でもできる遊びがたくさんあります。ここでは、4つの遊びを紹介します。
だるまさんが転んだ
「だるまさんが転んだ」は大人数でできる遊びです。
道具も必要なく、ある程度の広さがあれば誰でも簡単に行えます。
なじみのある遊びでも、大自然の中で行えばまた違った楽しみがあるでしょう。
家族で独自のルールを決めることもおすすめです。
止まるときには面白いポーズをするなど、話し合いながら遊ぶとよいでしょう。
水切り
川や湖があるキャンプ場なら水切りがおすすめです。
水切りは、石が水上を跳ねるように回転させながら投げる遊びです。
1人でも遊べますし、親子や兄弟でどちらが長く跳ねるかを競っても楽しいでしょう。
水切りのコツを子供に教えることで、親子の絆が深まります。
なお、水切りをする際は、川に落ちないように気をつけましょう。
光る泥団子づくり
光る泥団子づくりも人気です。土と水、柔らかい布があれば簡単に作れます。
土に水を入れて団子状にし、30分~1時間程度かけて乾いた土をまぶしていくだけです。
1時間ほど置いたら、柔らかい布で優しく磨きます。土にツヤが出るまで磨いたら光る泥団子の完成です。
じっくり時間をかけて作るため、集中力が養われます。
木登り
普段、なかなか大きな木に登る機会のない子供には、木登りもおすすめです。
全身を使って木に登る経験はよい刺激にもなる上、丈夫で健康な身体づくりにもなります。
また、どうすれば登れるか自分で考える必要があるため、想像力なども芽生えるでしょう。
手足をすべらせて落ちたときのために、大人が木の下でスタンバイしておくことも重要です。
他に気になる方は:子供にとって楽しいキャンプでの遊びとは|シーン別おすすめの遊びも紹介
まとめ
キャンプなどで限られた道具や素材を使って工作したり身体を使って遊んだりすることは、子供によい影響を与えます。
今回紹介した工作や遊びを参考に、子供達の想像力や協調性を養い、家族で楽しい思い出を作ってください。
BSCウォータースポーツセンターは、琵琶湖比良山のふもとで45年以上活動しているウォータースポーツスクールです。
キャンプ中、子供たちは普段は経験できないカヤックやヨット、琵琶湖への飛び込みなどに挑戦します。
子供にさまざまな経験をさせたいと考えている親御さんは、ぜひご検討ください。