自由研究の上手な書き方まとめ方|小学生・中学生向けのわかりやすい例

自由研究といえば、小学生や中学生の夏休みの宿題の定番。

そんな自由研究は、まとめ方によって出来栄えが大きく左右されるものです。
研究テーマを決めて研究に取り組んだ後に、どうやってまとめるか。
子供の悩みの種になることもあるのではないでしょうか?

こちらでは、自由研究の書き方・まとめ方について、例を挙げて項目ごとにご紹介。
書き方のポイントにも具体的に触れていきます。

自由研究は書き方・まとめ方が大事

自由研究は、どのようなことを研究するかという点はもちろん大事ですが、どのような構成で組み立てていくのか、書き方やまとめ方も重要です。

時間をかけて取り組み、相応の成果を上げた自由研究であっても、書き方やまとめ方が悪ければ、研究内容がわかりにくく、成果を論理的に正しく伝えることができません

どんな研究をして、どんなことがわかったのか、先生やクラスメイトにわかりやすく伝えるには、書き方やまとめ方も大事にしましょう。

自由研究の書き方・まとめ方の例

自由研究のテーマになるものは幅広くありますが、どんな内容のテーマであっても基本的に記載するべき項目や構成の基本は同じです。
自由研究の書き方・まとめ方の例として、以下の記載項目を紹介していきます。

自由研究の記載項目と構成
  • 研究テーマや題名
  • 研究の動機・きっかけ
  • 研究の方法・内容
  • 結果の予想・自分の考え
  • 研究の結果・わかったこと
  • 感想・今後の課題など
  • 参考にした本・Webサイト・施設の記載

上記の記載項目でまとめていくことで、研究のテーマはもちろん、「なぜこのテーマを選び」「どんな方法で研究を行ったか」「どんな仮説を立てて」「実際にはどんな結果となって」「何がわかったのか」といったことを、論理的に伝えることができます。

研究テーマや題名

自由研究をまとめるときには、最初に研究テーマや題名を書きます。
研究テーマや題名は、どんな研究をしたのか一目で伝わるものにするのが基本です。
さらに、
目にした人が興味を惹く題名をつけるとベターです。

研究テーマや題名の例
  • ペットボトルの飲み物を冷たいまま保つ方法
  • 身の回りのものでデンプンが含まれているものとは?
  • 紙の折り方による強さの違い
  • 太陽光で何度のお湯が作れる?

研究の動機・きっかけ

研究の動機・きっかけは、自由研究のテーマに選んだ理由を書く項目です。

研究の動機・きっかけを記載するのは、着眼点を伝えるという意図があります。
とはいえ、難しいことを求められているわけではありません。
「日常生活の中で疑問に思っていたから」「本で読んで気になっていたから」「テレビで観て興味を持ったから」「先生や友達に聞いたから」といったきっかけを具体的に書きましょう。

研究の動機・きっかけの例
  • ペットボトルを冷蔵庫で冷やしていても、夏は外に出すとすぐにぬるくなってしまうので、どうしたら冷たいまま保てるのか知りたいと思った
  • 太陽で地面が裸足で歩けないくらい熱くなっていたので、どのくらい熱くなるのか知りたいと思った

研究の方法・内容

研究の方法・内容にはどのような道具を使って、どのような方法や手順で実験や観察を行うのかを書きます。
研究にあたって
複数の手順を踏んでいく場合は、番号をふって箇条書きにするとわかりやすいです。
また、実際に実験を行ったときの写真を貼ったり、図を描いたりすると伝わりやすくなります。

【研究の方法・内容の例】

◎用意するもの

  • 水の入ったペットボトル5本
  • 温度計5本
  • スポンジ
  • アルミホイル
  • エアパッキン
  • 新聞紙
  • タオル
  • 輪ゴム8本

 

◎手順

  1. 水の入ったペットボトルを5本冷蔵庫で冷やしておく
  2. 1本ずつ、アルミホイル、エアパッキン、新聞紙、タオルで巻いて輪ゴムでとめ、1本はそのままにする
  3. 5本それぞれの水の温度を測っておく
  4. 温度計をスポンジで巻いて、それぞれのペットボトルに差しておく
  5. 日当たりの良い場所において、30分後と1時間後にそれぞれの水の温度を測る。

 

結果の予想・自分の考え

一般的な研究では、仮説を立てたうえで実験方法を考えて検証します。
自由研究でも、どのような結果になるか予想しておいて、根拠となる考えとともに記載します。

結果の予想・自分の考えの例
  • 市販の保冷ケースにはアルミが使われているので、アルミホイルが一番温度を低いまま保てると予想しました。

研究の結果・わかったこと

研究の結果・わかったことは自由研究のメインとなる項目です。
実験や観察の結果とわかったことは分けて書きます。

実験や観察で数値が比べられるものは、グラフや図にまとめたりするとわかりやすく、植物などの観察は写真や絵を用いてまとめます。
また、「わかったこと」として、実験や観察の結果を踏まえて結論を書きます。

【研究の結果・わかったことの例】

研究の結果
  • アルミホイル、エアパッキン、新聞紙、タオルのそれぞれを巻いたペットボトルとそのままのペットボトルの水の温度の変化を比較
  • それぞれの比較がわかるようグラフにまとめる
わかったこと
  • タオルで巻いたペットボトルの水の温度が最も低いまま保たれました。
  • 次がアルミホイルで、エアパッキンと新聞紙は同じくらいの温度上昇でした。

 

感想・今後の課題など

結果の予想や自分の考えと比較するなど、研究の結果・わかったことを踏まえて、自由研究の感想を書きます。
また、今後の生活で役立てられる点や、今回の自由研究を発展させて実験や観察をしたいことがあれば記載します。

 

【感想・今後の課題などの例】

  • ペットボトルの飲み物は、タオルで包んでおくだけで温度上昇が防げることは意外でした。
  • 今度は、タオルと市販の保冷ケースを比較した実験をやってみたいです。

 

参考にした本・Webサイト・施設の記載

自由研究の参考にした本やWebサイト、見学した施設がある場合には、最後に書きます。
参考にした情報を明らかにするとともに、
執筆者などに敬意を表す姿勢を子供に伝えるためです。

本の場合は「著者・タイトル・発行年・出版社」、Webサイトは「タイトル・URL」、施設の場合は名称を記載します。

【参考にした本・Webサイト・施設の記載例】

  • 著者:○○○○ タイトル:○○○○○○○○ 発行年:2019年 出版社:○○舎
  • タイトル:○○○○○○○○ URL:https://www.~

自由研究の書き方のポイント

小学生の低学年と高学年、あるいは中学生では、自由研究の内容だけでなく、まとめる力にも違いがあります。

また、自由研究をまとめる用紙によっても作成方法は異なり、研究内容によって伝わりやすさが変わってきます。
ただし、学校や学年によっては、何にまとめるか用紙の指定があるケースもあるため注意しましょう。

自由研究の書き方・まとめ方のポイントを条件別に紹介していきます。

  • 小学生の自由研究の書き方のポイント
  • 中学生の自由研究レポートの書き方のポイント
  • 模造紙にまとめるときのポイント
  • スケッチブックにまとめるときのポイント

小学生の自由研究の書き方のポイント

小学生は低学年と高学年ではできることの違いが大きいため、年代に合った無理のないまとめ方をするのがポイントです。

  • 低学年は画用紙に観察日記を1日1ページ、同じレイアウトでまとめていくと、取り組みやすい。
  • 低学年は「研究の結果・わかったこと」と「感想」を混同しやすいため、親がアドバイスするとよい。
  • 高学年は模造紙、アルバム、スケッチブックなどから、研究内容に合ったものを選ぶ。
  • 高学年は写真やスケッチ、表やグラフを使い分ける。グラフは比較する場合は棒グラフ、変化していく様子を示すには折れ線グラフ、割合を伝えるのは円グラフが向いている。

 

中学生の自由研究レポートの書き方のポイント

中学生の自由研究レポートでは、テーマを選んだ理由や研究の過程、研究の結果や考察の一連の流れを論理的にまとめることを求められます。
また、表やグラフ、式、あるいは写真や図を用いて、視覚的にわかりやすくまとめることもポイントです。

模造紙にまとめるときのポイント

模造紙は実験や調べものをまとめるのに向いていて新聞風や掲示板風、地図風などにまとめることもできます
模造紙には
マス目入りのタイプもあり、字をまっすぐに同じ大きさで書きやすいので便利です。

一方、模造紙は紙が大きくスペースの配分が難しいため、次の手順で進めていくのがおすすめです。

  1. 他の紙に全体のレイアウトを書く。
  2. 模造紙に鉛筆で薄く下書きし、写真や図を貼るスペースを空けておく。見出しは本文よりも大きく書く。
  3. 下書きをもとにペン書きをする。重要な部分はカラーペンを使って目立つようにする。
  4. 写真や図を貼る。

スケッチブックにまとめるときのポイント

スケッチブックは色鉛筆やクレヨン、絵具、水性マーカーなどを用いて、色がきれいに出せるのが特徴です。
スケッチや図を多く書き込む場合に向いています。

  • 横長に紙芝居のようにまとめる方法と、縦長で見開き2ページを使う方法がある。見開きで使うと迫力が出る。
  • まとめる前に大まかな目次を考えて、ページごとに記載する内容を決めておく
  • 文字や絵は鉛筆で薄く下書きをしておく。
  • 水性マーカーや絵の具は文字などがにじむことがあるので注意する。
  • 黒い文字のまわりをカラフルな色で囲むなど、重要な部分が目立つような色使いにする

まとめ

自由研究は子供が興味を持ったことに対して、自ら調べたり、実験をしたり、観察をしたりして探求をするよい機会となります。
書き方やまとめ方にも力を入れ、伝え方を工夫することで、より意義のあるものになるでしょう。研究内容に合わせて、模造紙やスケッチブックなどのまとめ方を選び、わかりやすく伝えられるように工夫しましょう。

 

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