背が伸びる子の特徴を解説|子供の背を伸ばす方法について公開|身長が伸びるときのサインは?背が伸びる食べ物は?
親の願いとしては我が子の身長は平均以上であってほしいものです。
「年齢のわりに小柄な子だけど、ちゃんと身長は伸びるのかな?」と心配する保護者も多いでしょう。
子供の身長には遺伝以外にも栄養や睡眠、運動などの外的要因が関係していると言われています。
背の高い子に成長して欲しいのであれば、背が伸びる仕組みを把握することも大切です。
本記事では背が伸びる子の特徴や背を伸ばす方法について紹介しています。
子供の身長に不安をもつ方は、ぜひ参考にしてください。
目次
背が伸びる子の特徴
背が伸びる子には主に以下2つの特徴があります。
- 親の身長が高い(遺伝)
- 骨端線が開いている
子供の身長には親からの遺伝や骨端線の開きなど、内的要因が大きく関わっています。
まずは子供の背が伸びる仕組みを理解しておきましょう。
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親の身長が高い(遺伝)
子供の背が伸びるかどうかには両親の身長にも大きな関係があると考えられています。
19万人の日本人の身長を解析した結果、身長の個人差に関して約8割が遺伝的要因によって生じているとの報告もありました。
このため両親の身長が高いと子供の背も伸びやすい傾向があります
しかしこの研究結果はあくまでも統計的な話であり、背の低い両親から生まれた子供が大きく成長する可能性もあるでしょう。
また身長に対する遺伝の影響には明確な医学的根拠もありません。
背が伸びる要因には栄養や睡眠などの外的要因もあるので、両親の背が低いからと子供の身長を諦めるのはまだ早いです。
遺伝以外の要因に親が気をつけることで、子供の身長を十分に伸ばしてあげられるでしょう。
参考:日本人の身長に関わる遺伝的特徴を解明
骨端線が開いている
子供の背が伸びる要因のひとつに骨端線の開閉があり、骨端線が開いていれば身長が伸び続ける可能性があります。
骨端線は骨の先端に位置する骨端と骨幹の間にある軟骨のことです。
骨端線は子供にだけ見られ、思春期が終わる頃には軟骨が骨組織に置き換わります。
成長期には軟骨の働きが活性化し、骨組織への置き換わりを繰り返すことが骨が伸びる仕組みです。
骨端線が見られる状態のことを「骨端線が開いている」と呼び、骨端線閉じると成長期が終わりを迎えます。
このため骨端線がまだ開いていれば、身長が伸びる可能性があるでしょう。
また男の子よりも女の子のほうが骨端線が早く閉じる傾向があります。
言い換えると一般的に男の子のほうが背を伸ばせる期間が長いということです。
子供の背が伸びるときのサイン・対処法
子供の背が伸びるときには何かしらのサインがあります。
例えば日常生活を送っていて急に足の痛みを訴えたり、夜中に足の痛みで起きてしまったりなどです。
子供の背が伸びるときのサインを見逃さないようにして、適切に対処してあげましょう。
背が伸びるときのサイン
背が伸びるときには、子供の身体に成長痛が生じる可能性があります。
成長痛とは成長期の子供の足に生じる痛みの総称です。
ただし頻繁に運動を行う子供の体に生じる痛みは成長痛とは異なります。
成長痛の主な症状は以下のとおりです。
- 夜から朝にかけて痛みを訴える
- 月に1〜2回痛みを感じる
- レントゲンを撮っても骨に異常は見られない
- 痛みを感じる部分に腫れや圧痛はない
成長痛は3歳~12歳の子供に特に生じやすいのが特徴です。
成長期の子供が必ず成長痛を訴えるわけではなく、世界的な有病率は10~20%であると言われています。
成長痛への対処法
成長痛は原因がはっきりしませんが仮病ではありません。
このため子供が訴える痛みを受け入れて、できるだけストレスを軽減してあげることが大切です。
成長痛への具体的な対処法としては以下があげられます。
- 痛がっている部分に湿布を貼ってあげる
- 足をさすったりマッサージをしたりする
- 足のストレッチを行って痛みを和らげてあげる
マッサージや湿布で痛みが引かないようであれば、親子で足のストレッチをするのがおすすめです。
具体的にはふくらはぎや太ももの筋肉を伸ばしてみてください。
また子供があまりにも痛みを訴えるようであれば、医療機関の受診も検討してみましょう。
子供の平均身長は?
子供の平均身長は年齢や性別によって異なります。
ここでは以下3つに分けて平均身長について紹介しているので確認してみてください。
- 1歳児から5歳児の子供
- 5歳から17歳までの男の子
- 5歳から17歳までの女の子
1歳児から5歳児の子供
1歳児から5歳児までの平均身長は下表のとおりです。
年齢 | 男児 | 女児 |
1歳6か月 | 81.1cm | 79.7cm |
2歳6か月 | 90.0cm | 88.8cm |
3歳6か月 | 97.2cm | 96.2cm |
4歳6か月 | 104.0cm | 103.2cm |
5歳6か月 | 110.5cm | 109.8cm |
1歳児から5歳児までの平均身長では男女間にほとんど差はありません。
男女ともに4年間で身長が約20cm伸びています。
また1歳から2歳までに伸びた数値が最も大きく、3歳以降は年々伸びが短くなる傾向が見られました。
1歳児から5歳児までの子供は小児期と呼ばれ、4歳から5歳までに6cmほど身長が伸びていれば特に問題はないでしょう。
参考:子どもの生活状況
5歳から17歳までの男の子
5歳から17歳までの男の子の平均身長は下表のとおりです。
5歳 | 110.4cm |
6歳 | 116.5cm |
7歳 | 122.5cm |
8歳 | 128.1cm |
9歳 | 133.5cm |
10歳 | 138.9cm |
11歳 | 145.2cm |
12歳 | 152.6cm |
13歳 | 159.8cm |
14歳 | 165.1cm |
15歳 | 168.3cm |
16歳 | 169.8cm |
17歳 | 170.7cm |
男の子の平均身長は5歳から17歳までの間に約60cmも伸びています。
各年齢の平均身長を見ると14歳以降からは少しずつ伸びが小さくなっていました。
この結果から14歳から17歳にかけてが成長期のピークであると言えるでしょう。
また男の子の場合は女の子よりも身長が伸びる期間が長い傾向にあり、17歳以降の成長が続く可能性があります。
参考:年齢別 平均身長・平均体重・平均座高の推移
5歳から17歳までの女の子
5歳から17歳までの女の子の平均身長は下表のとおりです。
5歳 | 109.4cm |
6歳 | 115.5cm |
7歳 | 121.5cm |
8歳 | 127.3cm |
9歳 | 133.4cm |
10歳 | 140.1cm |
11歳 | 146.7cm |
12歳 | 151.8cm |
13歳 | 154.9cm |
14歳 | 156.5cm |
15歳 | 157.1cm |
16歳 | 157.6cm |
17歳 | 157.9cm |
女の子の平均身長の伸びは5歳から17歳までで約48cmでした。
11歳までは男の子と同じペースで伸びていますが、12歳以降は身長の伸びが徐々に少なくなっています。
女の子の身長の伸びを見ても、12歳から17歳にかけて成長期が終わると考えても良いでしょう。
また例外として女の子でも170cm前後まで身長が伸びる場合もあります。
参考:年齢別 平均身長・平均体重・平均座高の推移
子供の背を伸ばす方法
子供の背を伸ばすには栄養や睡眠、運動などの外的要因に注目して日常生活を工夫するのがおすすめです。
子供が成長期のうちは以下3つのポイントに気をつけてあげてください。
- 適度な運動をする
- 睡眠をしっかり取る
- 食生活に気をつける
適度な運動をする
子供の背を伸ばすには1日60分ほどの適度な運動が必要です。
成長期の間は骨に刺激を与えることで骨端線が活性化して身長が伸びます。
このため小学校中~高学年など成長期のピークを迎える前に、定期的な運動を行うことで骨が刺激されて成長を促せるでしょう。
子供の場合は休み時間や放課後に、友達と走り回っているだけでも適度な運動になります。
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると体が成長を止めてしまうので、1日を通して最低でも60分ほどの運動を心がけるのがおすすめです。
また成長期に無理な運動を続けると、関節に過度な負担がかかるので注意してください。
習い事でスポーツはいかがでしょう?:【厳選】子供に習わせて本当に良かったおすすめ習い事ランキング9選
睡眠をしっかり取る
「寝る子は育つ」ということわざがあるように、子供の成長には睡眠が重要です。
子供が眠っている間には成長ホルモンが分泌され、骨に作用することで背が伸びます。
成長ホルモンは深い眠りの際に分泌されているので、最低でも8時間は睡眠を確保するのがおすすめです。
また最近の子供は夜遅くまでテレビやスマホの画面を見ている傾向があります。
このためお風呂に入ったらテレビやスマホを見ないなど、家庭でルールを決めておくのが良いでしょう。
子供の夜型化には大人の生活習慣も影響を与えているので、これを機に大人も生活習慣を見直すのがおすすめです。
関連:睡眠と成長ホルモンの関係性は?ゴールデンタイムに睡眠を取ることの効果や睡眠不足が与える影響
関連②:子供に最適な睡眠時間を文部省・厚労省データを元に徹底解説
食生活に気をつける
子供の成長には適切な栄養を摂ることも必要不可欠です。
子供が元気良く体を動かすためにも、十分なエネルギーを摂るように心がけましょう。
特に背を伸ばすために必要なカルシウムを筆頭に、タンパク質や亜鉛、鉄分などをバランス良く摂取できるようなメニューを考えてあげてください。
魚介類にはアミノ酸の一種であるアルギニンが含まれており非常におすすめです。
子供はあまり好まないかもしれませんが、アルギニンは背を伸ばすために必要といわれており、少しだけでも食べさせてあげることが大切です。
お子さんが少食、偏食(好き嫌い)のため、食事で得られる栄養素に偏りが生じることを悩んでいるご家庭も多いと思います。
偏食によって、必要な栄養素が不足してしまうのであれば、子供用のサプリメントで補給することも選択肢に入れましょう。
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子供の背が伸びる時期は?
一般的に子供の頃には急激に背が伸びる時期が2回訪れます。
0歳から1歳までにかけての第一次成長期と思春期である第二次成長期です。
特に思春期の急激に身長が伸びる時期は「成長スパート」と呼ばれており、女の子は11歳前後、男の子は13歳前後が成長スパートにあたります。
成長スパートには女の子で約8cm、男の子で約9cmも身長が伸び、子供から大人の体へと移り変わるのが特徴です。
子供の背を伸ばすには成長スパートの時期を把握して、適切な食事・睡眠・運動の3つを心がける必要があります。
成長スパートの時期を知るためにも、普段から子供の身長を測り記録しておきましょう。
背が伸びる前に体重が増えるって本当?
子供の背を伸ばすためには体重が増えることも必要です。
身長の伸びと体重の増加は必ずセットで訪れます。
このため身長の伸びだけでなく、体重の増加からも成長スパートを把握することが可能です。
成長スパートの時期を知っておくためにも、小学4年生から中学3年生まではこまめに体重を測定するのが良いでしょう。
また女の子の場合は思春期になると体重の増加を特に気にし始めます。
しかし背を伸ばすには体重の増加も必要なので、無理なダイエットなどをしないように保護者が注意して見守ってあげてください。
背を伸ばしたい子供におすすめの食べ物は?
子供の背を伸ばしたいのであれば、乳タンパク質が摂れる食べ物を毎日の食事に取り入れるのがおすすめです。
乳タンパク質は以下のような食べ物から摂取できます。
- 牛乳
- チーズ
- ヨーグルト
タンパク質は筋肉の成長に必要であり、成長期には骨とともに骨格筋も成長します。
体を大きくするためにも、一日の食事を通してバランス良くタンパク質を摂取しましょう。
また乳タンパク質であれば、骨の成長に不可欠なカルシウムも同時に摂取が可能です。
小学生までであれば給食でバランスの良い食事を取れますが、中学生以降は自主的に食習慣に気をつける必要があります。
背を伸ばすためにも成長期の間は、乳タンパク質が含まれた製品を意識して食べるようにしてください。
背が伸びる子の特徴まとめ
子供の身長が伸びるかどうかには、両親からの遺伝や骨端線の開きなど内的要因が主に影響しています。
しかし、実際には栄養や睡眠、運動なども関係しているので、両親の身長が低いからと諦めないでください。
子供の背を伸ばすためには適度な運動と栄養バランスの取れた食事、8時間以上の睡眠が必要です。
最近は生活習慣が偏った子供も増えているので、背を伸ばしたいのであれば生活を見直さなければなりません。
まずは早寝早起きやバランスの取れた食事など、できることから親子で取り組んでみましょう。