子供にイライラするのはダメなこと?思い通りにいかなくても感情的にならない対処法

「子供には笑顔で接したい」と思っているものの、ついついイライラして怒ってしまい自己嫌悪に陥ることはありませんか?

子育てに悩み、子供にイライラしてしまうことで、育児ストレスを感じている人は少なくありません。
むしろ、子供に対してイライラしてしまうのは普通のことなの
です。
子供にイライラしてしまう原因を探り、対処方法について確認していきましょう。

子供にイライラするのはダメなこと?

「子供にイライラして怒鳴ってしまう」、そんな自分を責めてしまうことがあるかもしれません。
しかし、
親が子供にイライラしたり、気持ちが揺れ動いたりするのは当たり前のことです。

子供は成長の過程で親の思う通りに行動するとは限りません。
親も子供への接し方を試行錯誤していくものです。

また、「イライラ」や「怒り」は人間の感情のひとつであることからも、怒りを覚えることは決して悪いことではありません。
そのため自分を過度に責めることはないのです。

子供にイライラしてしまう原因

子供にイライラするのは当たり前のことといえますが、イライラしている自分に気づいて認めることは大切です。
イライラの原因を探っていくことで、対処方法を見つけてストレスを軽減することができるでしょう。

なぜ子供にイライラしてしまうのでしょうか?
複数あるその原因を、次の3つの観点から考えてみましょう。

  • 親の思い通りにいかない
  • 子供の感情に反応してしまう
  • 夫の育児への協力が足りない

親の思い通りにいかない

子供が親の思い通りにいかないことでイライラしてしまうのは、自分の考えが子供にとって正しいと思っていることや、子供に期待し過ぎてしまうことが原因です。

たとえば、「親のいうことを聞かない」「食事や出かける支度が遅い」「忘れ物が多い」といったケースは、子供を自分の所有物のように感じて、自分の考えるように行動するものだと思い込んでいることに起因するものです。

あるいは、勉強をしないケースやピアノなど習い事の練習をしないケース、スイミングや体操などで上の級に進級しないケースでイライラするのは、過度に子供に期待して落胆をしてしまうことが、イライラの原因になります。

こうしたケースでは、子供と自分は別であり、思うようにいかないこともあることを理解することが大切です。

関連記事:子供が言うことを聞かない理由3選|正しい叱り方と対処法

子供の感情に反応してしまう

怒りからパニックになる子供やネガィティブな感情を持つ子供に反応してしまうことも、親がイライラしてしまう原因です。

たとえば、「サッカーに入れて欲しかったのに、『下手だから入れない』と仲間外れにされたから叩いた」と子供に言われれたら、「叩くなんてダメじゃない!」と頭ごなしに怒鳴ってしまいがちです。

しかし、叩くのは悪いことだと教えることはもちろん大切ですが、仲間に入れてもらえずに寂しい想いをしたことに寄り添う言葉もかけることで、子供が怒り以外の感情に気づくきっかけを得られます。

あるいは、すぐにあきらめてしまう子供に対して「やる気がないからできるようにならないのよ」、すぐに落ち込む子供に対して「すぐにそうやってくよくよしない」とイライラしてしまうケースが該当します。

こうしたケースでも、𠮟りつけてネガティブな感情を否定するのではなく、まずは受け止めることが大切です。

夫の育児への協力が足りない

子供に対してイライラしてしまうのは子供との問題に限らず、夫が育児へ協力的ではないなど夫婦関係に原因があるケースもあります。

たとえば、「子供の具合が悪いときにたまには迎えに行って欲しい」「休日に自分の趣味を優先せずに子供と遊んでもらいたい」など、夫が子育てのサポートして欲しいときにしてくれないケースや、共働きなのに夫は家で家事や育児をせずに寝転んでいるだけだけのケースなどが該当します。

夫の育児への非協力的な姿勢がストレスになっているのであれば、子供へイライラが向かわないように、夫婦で話し合ったり、育児や家事のタスクを見える化したりして夫に理解を求めるようにしましょう。
また、「こうするべき」という固定概念に縛られずに、
育児や家事に完璧を求め過ぎないことによっても、ストレスを軽減できます。

子供にイライラしなくなる方法

子供にイライラしているときに気持ちを静める方法を身につけることや、イライラすること自体を防ぐことで、不意に怒ってしまい自己嫌悪に陥ることを避けられるようになります。

  • 「怒り」は一次感情ではなく“二次感情”であることを理解する
  • 不満をためこまずに積極的に人に話す
  • アンガーマネジメントを取り入れる

子育ては思うようにいかないことの連続です。
子育てでイライラすることは「よくあること」と捉え、イライラの感情と上手く付き合っていくことが大切です。

「怒り」は一次感情ではなく“二次感情”であることを理解する

心理学の観点からみると、「怒り」は一次感情ではなく二次感情です。

一次感情

最初に感じる感情で、二次感情のもとになるもの

 

「怒り」の二次感情のもととなる一次感情には、次のものがあります。

  • 悲しみ
  • 虚しさ
  • 苦しみ
  • 心配
  • 不安
  • 寂しさ
  • 焦り

たとえば子供が片付けをしないときには、何度も片付けをするようにこれまで注意してきたのに聞いてもらえないという「虚しさ」や「寂しさ」が、「怒り」という二次感情を誘発します。

あるいは、子供が公園から17時までに帰ると約束していたのに、時間を過ぎたときにイライラするのは、事故に巻き込まれた可能性を「心配」して起こる二次感情です。

そこで子供にイライラして感情をぶつけるのではなく、「怒り」の感情を引き起こした一次感情に注目して、その気持ちを伝えるようにすると、子供が理解しやすくなります

先ほどの例でいえば、門限を過ぎたときに、「17時を過ぎているじゃない!」とイライラするのではなく、「17時を過ぎると暗くなって危ないから心配なの。17時までには帰ってきて」といった方が、子供に伝わりやすくなるのです。

不満をためこまずに積極的に人に話す

不満をためこむことも、イライラの原因となります。

これは育児に限らず、たとえば仕事でも、ストレスをためこんでしまって余裕がなくなった状態では、ちょっとしたことでイライラして怒りを爆発させてしてしまう要因となります。
虐待や仕事上のトラブルといった悪い事態を招くことも懸念されるでしょう。

突発的な怒りの爆発を防ぐためには、不満をためこまずに積極的に人に話すことがおすすめです。
ただし、友人などに愚痴を聞いてもらうときには、長い時間にわたって聞いてもらえばスッキリするというものでもありません。

友人に同調を求めるのではなく、受け止めてもらえるだけでよいと割り切り、10分や15分程度にとどめるのが、気持ちをリセットするためのポイントです。

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アンガーマネジメントを取り入れる

アンガーマネジメントとは、怒りの感情をコントロールすることをいいます。
アンガーマネジメントを身につけることで、イライラして必要以上に怒ってしまい、後悔することを避けることができるのです。

アンガーマネジメントは怒りの感情が湧き起こる最初の6秒間を我慢することで、反射的に怒ったり、過度に怒り過ぎたりするのを避けることが基本です。
6秒間をやり過ごすためには、たとえば次の方法があります。

アンガーマネジメントのアプローチ
  • ゆっくりと6秒を数える
  • 深呼吸をする
  • 自分が子供のいる場所から一旦離れる
  • 顔や手を洗いに行く
  • 窓を開けて外の空気に当たる

子供のいる場所から離れるときには、子供を不安な気持ちにさせないように、「○○へ行ってくるね」と声をかけるようにしましょう。

関連記事:上手な子供の叱り方と絶対NGのダメな叱り方の違い

子供も親もポジティブな気持ちでいるために

子育てでイライラしてしまうのは当たり前のことですが、ネガティブな感情は連鎖するものです。
親がポジティブな気持ちで接した方が、子供も日々明るい気持ちで過ごすことができます。

イライラとの上手な付き合い方は、思うようにいかないことの連続である子育ての大切なポイントです。

「怒り」は二次感情であることを理解して一次感情を子供に伝えたり、アンガーマネジメントを取り入れたりするなど、子供への接し方を工夫してみましょう。

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