PTA役員の仕事内容は?メリットや断り方も紹介

「PTA役員の仕事内容は?」

「PTA役員の推薦を断れるの?」

このような疑問を持つ人もいるのではないでしょうか?

この記事では、PTA役員の主な役職と仕事内容について徹底解説します。

選出方法やPTA役員を行うメリットについてもご紹介。
断る時に認められやすい理由も紹介しますので、PTA役員のことを知りたい人はぜひご覧ください。

PTA役員の主な役職と仕事内容

PTA役員はPTAに参加する保護者を代表し、会議に出席したり学校活動に関わる仕事を行います。

保護者の意見を学校に伝える重要な役割です。

似た仕事にPTAの専門委員があります。

学年懇談会やレクを主宰する学級委員や、PTA会報を出す広報委員などが当てはまり、行事の時など期間限定の仕事が中心です。

PTA役員は専門委員と違い、年間通じて活動します。
学校との定期的な話し合いはもちろん、役職によっては校外での会議に参加することも。
人数も専門委員全体より少なく、10人以下といったところでしょう。

PTA役員の役職は学校により呼び方に違いがあります。

ここでは、代表的な役職を4つ紹介し、それぞれの仕事内容について解説します。

PTA会長

PTA会長はPTAの代表として仕事を行います。

入学式や運動会、卒業式などで祝辞を述べることもあり、学校イベントで一番目立つ役割です。
代表で1人選出されます。

PTA会長になると、学校行事だけではなく地区会議など校外で行われる会議に出席する機会があります。
全国PTA連合会など、大規模な会議に出席する場合もあります。

PTA副会長

PTA副会長は会長の仕事を補佐する役割です。
基本的には、他のPTA役員を取りまとめるなど裏方の仕事が多く、人数は1〜2人程度です。

PTA総会での司会を行ったり、PTA会長の代理として会議に出席したりすることもあります。

書記

書記は、会議の議事録を作成したりイベントの記録を行ったりします。

主な仕事は定期的な会議に出席し、話し合われた内容をまとめる役割です。

役職の人数は2人程度の学校が多い傾向です。

会計

PTA役員の会計は、PTA会費の管理を行うのが主な仕事です。

PTA会員から集めた会費が適切に使われているかチェックします。

予算作成や決算業務もあり、PTA総会で金額や用途を説明する場面もあります。

役職の人数は2人程度の学校が多いです。

PTA役員の選出方法3つ

PTA役員がどのように決められるのか、気になる人もいるでしょう。

ここでは、PTA役員の主な選出方法3つを解説します。

立候補

一番スムーズなのは立候補です。

PTA役員はやりたい人がやるのが一番なので、立候補者がいれば決まりやすいでしょう。

現役員から依頼される

今のPTA役員がやってほしい人に依頼し、承諾を得て選出する方法です。

立候補がない場合もあるため、実際には一番多い選出方法でしょう。

現役員があらかじめ頼みたい人を選び、個人的に声掛けを行います。

知り合いに直接頼むケースもあり、割と決まりやすい方法です。

抽選

立候補もなく、声掛けにも応じる人がいない場合、抽選方式をとるPTAもあります。

抽選方式はPTA規約に書かれている場合もあり、やり方に沿った方法で行われます。

PTA役員のメリット4つ

面倒なイメージのあるPTA役員ですが、引き受けたからこそ得られるメリットもあります。

ここでは、PTA役員のメリット4つを具体的に紹介します。

保護者から情報を得ることができる

PTA役員になると、他の保護者から情報を得られるメリットがあります。

学年を超えたメンバーなので、役立つ情報が得られます。

PTA役員になると、定期的な集まりがあり知り合いの保護者が増えます。

違う学年の子どもを持つメンバーもいるため、学校生活や地域のことなど知らなかった情報が聞けることも。

特に上学年の情報は、子どもの学年が上がった時の参考になります。

いろいろな学年の保護者と知り合えるのは、PTA役員ならではです。

先生方と交流できる

先生方と交流する機会が増えることも、PTA役員のメリットです。

会議などで校長先生や他の先生方と話す機会が増えるためです。

学校運営の方針や考え方を知る機会となり、子どもの教育について考えるきっかけとなるでしょう。

また、学校へ足を運ぶ機会があるため、子どものちょっとした相談をできる場合もあります。

先生方と話しやすくなるのも役員の特権でしょう。

学校に提案しやすくなる

PTA役員になると、学校に意見を提案しやすくなります。

会議などで直接会って話せるので、保護者としての考えを学校に伝えやすくなるためです。

例えば、危険な場所や避難経路など、学区のことをよく知っている保護者しか知らない情報もあるでしょう。

先生方は転勤族のため、学区に詳しいとは限りません。

保護者の意見で、より安全な方法に変えていけます。

学校としても、地域住民からの情報はありがたいため、PTA役員の提案は重要視するでしょう。

学校での子どもの様子を近くで見られる

学校で、子どもの様子を近くで見られるのもPTA役員の特権です。

役員はイベントや行事に駆り出されることもあるためです。

普段見ることの少ない子どもの様子を見られるのは役員ならではと言えるでしょう。

PTA役員を断る時に認められやすい理由6つ

PTA役員は選出人数が少ないため「自信がなくて無理」という理由でも断れる可能性があります。

しかし、顔見知りから頼まれたり「サポートするからやってみない?」と声をかけられたりすると、なかなか断り切れないものです。

また、共働きや小さい兄弟がいる家庭も多いため、理由として認められにくくなっています。

ここでは、PTA役員を断る時に認められやすい理由を6つ紹介します。

転勤の可能性がある

学期途中で転勤の可能性がある場合は、PTA役員を断る理由として十分です。

1年通してやることが前提のため、途中で転校してしまうと役員活動に支障が出てしまいます。

転勤は急に決まるため、少しでも可能性があれば理由として伝えるとよいでしょう。

親か子どもの持病

自分や子どもに持病がある場合は、PTA役員を断る理由として認められやすいです。

しかし、病気について詳しく知られたくない人もいるでしょう。

その場合は、担任に事前相談しておくのも手です。

親の介護

親の介護で手がかかるなどの理由も、PTA役員を断る時に認められやすいです。

子育てと親の介護が重なると大変なので、会議に出る時間が取れないと伝えましょう。

妊娠中

妊娠中の人には、基本PTA役員を頼まないものです。

妊娠による体調不良はいつ起こるかわからないため、任期を全うできない可能性があるためです。

もし頼まれたら、妊娠中であることを伝えると分かってもらえるでしょう。

乳児の育児中

下の兄弟に手がかかる場合も、PTA役員は回ってこないでしょう。

乳児がいて預け先もない場合など、会議に出られないと予想されるためです。

保育園や幼稚園に入っていない子どもを育てていて、だれにも預けられないなど理由を伝えるとよいでしょう。

母子家庭

母子家庭でもPTA活動を断る理由となります。

シングルの家庭は他にもいるため、具体的な理由を伝えると納得してもらえるでしょう。

「家計を支えるため仕事を休めない」など、できない理由をうまく伝えるのがポイントです。

まとめ:PTA役員の仕事内容を知りできるかどうか判断しよう

PTA役員は、保護者代表として学校と話し合ったり、行事の時に前に出たりする活動があります。

引き受けるのが難しい場合はできない理由を伝えると、分かってもらえるでしょう。

大変さはありますが、知り合いが増えたり子どもの教育活動に関われたりするのがメリットです。

自分の生活に無理のない範囲で、PTAに関わってみるとよいでしょう。

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