子供の習い事の費用相場は?世帯年収別の相場紹介|選ぶ際の注意点も解説

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子供の成長や将来を考えてなど、さまざまな理由で習い事に取り組む家庭は多いでしょう。

子供の希望があれば複数の習い事にも取り組ませたいものですが、どのくらいの費用がかかるのかがネックになるところです。

ここでは習い事について費用中心に相場を紹介しています。
子供の習い事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

子供の習い事予算は収入の4-5%!

子供の習い事にかけられる予算は収入の4~5%が一般的です。
これ以上の費用がかかると家計への負担が大きくなり、きついと感じる方が多くなります。

年収400万円のケースを例にすると適正予算は月に17,000円ほどであり、子供1人あたりの習い事に10,000~15,000円をかける家庭が多いです。

子供が希望する習い事に取り組むためには、その他の家計から費用を捻出する必要があります。

また子供の数が多ければ多いほど、子供1人あたりにかけられる費用も少なくなるでしょう。

1つの習い事で約6,000〜7,000円?

引用:バンダイこどもアンケートレポート Vol.252

バンダイが実施した習い事に関するアンケートを見てみると、2つ以上の習い事に取り組む子供は全体の53.5%でした。

1つの習い事で1か月に6,000~7,000円の費用がかかるとして、2つ以上の習い事に取り組む場合は、10,000~15,000円の費用を支出しています。

一般的に子供の年齢が大きいほど習い事の個数も多く、習い事にかかる費用が増える傾向があります。

特に小学校6年生や中学校3年生は塾などの教室学習に費用をかける印象です。

年収で変わる?世帯収入別習い事費用相場

子供の習い事にかける費用相場は世帯年収により異なります。
ここでは世帯年収が400万円未満・400万円以上800万円未満・800万円以上ごとに費用相場をまとめました。

  • 400万円未満:8,000円
  • 400万円以上800万円未満:13,400円
  • 800万円以上:25,000円

参考:ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査2017」

世帯年収が400万円未満と800万円以上を比較すると、1か月の習い事にかける費用に3.13倍の差があります。

両者とも習い事の内訳は以下のとおりです。

  • スポーツ系
  • 芸術系
  • 家庭学習
  • 教室学習

年収が800万円以上の世帯では教室学習に特に費用をかけています。

年収ごとに子供の習い事にかけられる費用が異なるので、子供が希望する習い事の費用相場を把握しておくことが大切です。

要注意!初期費用や臨時費用も習い事費用の一部

子供の習い事を検討するときに月謝がいくらなのかに注目しがちですが、ほかに初期費用や臨時費用なども発生します。
各習い事にかかる月謝以外の費用は以下のとおりです。

  • スポーツ系:ユニフォーム、遠征費
  • 文化系:楽器、絵の具などの画材
  • 学習系:テキストや問題集、模試の受験費

子供が習い事を始めるに際にかかる初期費用についても、あらかじめ考慮しておかなければなりません。
特にスポーツ系の習い事では土日に試合などの手伝いとして保護者も駆り出されるので、家庭への負担をどこまで受け入れられるかも重要です。

子供の習い事には月謝以外にも費用がかかることを念頭に置いて、トータルで年間いくらかかるのかを考えておくのが良いでしょう。

 


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私立・公立でどのくらい違う?習い事費用相場

子供の習い事に関する費用相場は私立・公立のどちらに通っているのかでも異なります。
平成30年度における公立に通う子供の習い事費用は以下のとおりです。

学校区分 費用
公立幼稚園 223,647円
公立小学校 321,281円
公立中学校 488,397円
公立高等学校(全日制) 457,380円

引用:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」

私立に通う子供の習い事費用には公立と比べて大きな差がありました。

学校区分 費用
私立幼稚園 527,916円
私立小学校 1,568,691円
私立中学校 1,406,433円
私立高等学校(全日制) 969,911円

引用:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」

公立に通う子供の習い事の費用が中学校・高等学校から上昇しているのは、高校・大学受験を控えての塾通いが要因です。

また子供を私立に通わせる家庭は年収が高く、教育に力を入れる傾向があります。

習い事は家庭と子供のペースで

小さいうちから習い事に取り組ませるのは、子供の成長が主な目的です。
子供が希望する習い事にはできるだけ取り組ませてあげたくても、収入など家庭の事情に左右されてしまいます。

一般的に習い事にかけられる予算は収入の4~5%と言われており、家計と相談しながら取り組む習い事を決めることが大切です。
親の意向だけでなく子供の意思も尊重して、子供のペースで習い事に取り組ませてあげましょう。

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