共働き子育ての悩みは?共働きのリアルな問題ときつい辛いとよく言われる理由
近年、専業主婦が多かった昭和時代から共働き家庭がますます増えてきています。
共働き夫婦が増えている要因としては社会情勢が挙げられ、共働きでないと生活が厳しくなってきているということが原因の1つと言われています。
しかし、共働きで子供を育てるということは決して簡単なことではありません。
今回は、共働き世帯に多い代表的な悩みを3つに絞りました。
また、働きながら子供を育てることについての問題点もまとめています。
目次
最新版!共働き子育て世帯の割合
総務省労働基準局の調査によると、昭和55年から平成26年までの専業主婦世帯数は年々、緩やかな減少傾向にあります。
共働き世帯は平成11年頃から専業主婦世帯を上回っていき、平成26年には専業主婦687万世帯に対し、共働き世帯は1,114万世帯と約2倍近い差をつけています。
1980年代の共働き世帯は35%程度でしたが、2018年には67%まで上昇しています。
つまり日本に住む約6割以上の家庭が共働き世帯ということになります。
【参考URL:https://clip.8122.jp/3668/ 】
共働き世帯が増えてきた理由として、産後でも社会に復帰しやすいよう育児休暇が取りやすくなったこと(女性の社会進出)や、消費税増税や物価の値上がりなどで生活が苦しくなったことなどが挙げられます。
しかし、それに伴い子供を保育園に預けたい家庭も増加し「待機児童問題」が深刻化していることが日本の大きな問題となっています。
共働き子育てのよくある悩み3選
「共働き子育て」という言葉の中には、仕事・家事・育児が含まれています。
中でも1番多い悩みとは一体どのようなことでしょうか。
①家事・育児の負担偏り
「共働き」といっても、女性と男性で家事をする平均時間にはまだまだ差があります。
女性の場合、平日も土日も1日平均4時間費やすのに対し、男性は平日が54分、土日は約1時間30分というデータがあります。
【参考URL:https://toyokeizai.net/articles/-/313404】
共働き世帯のなかでも6歳未満の子供がいる家庭では、男性が家事育児にかける時間は1日平均80分、女性は7時間30分となっています。
【参考URL:https://www.happy-bears.com/kajiy/nayami/700/】
これは先進国において日本特有の問題でもあります。
料理ができない・掃除ができない男性が多く、そのシワ寄せが女性の負担となっているようです。
②仕事と家事の両立でストレス
前項で述べた悩みと近い「両立」でのストレスも多くあります。
- 時間が足りない
- やらなけれなばならないことが出来ない
- パートナーとの分担がうまくいかない
仕事を長く続けるとキャリアも上がり、その分仕事量も増えます。
しかし、子供がいる家庭での共働き世帯だと残業することが難しく、仕事を持ち帰ることもあるでしょう。
仕事を家に持ち帰っても家事をしないといけないので、結局時間が足りなくなるという負の連鎖が起こり、大きなストレスとなります。
【参考URL:https://www.happy-bears.com/kajily/nayami/727#2】
関連記事:子育てストレス発散法8選!手軽に気分転換する方法と自分時間の作り方を解説
③自分のスケジュールがない
毎日家事と仕事に時間を取られ、休日は子供と出掛ける約束をしていたりと、なかなか自分ひとりの時間が取れません。
自分の趣味の時間や友人と会食に行く時間がとれないことが多くあります。
「時間がないから睡眠時間を削っている」という声も聞きますが、これは非常に危険です。
疲労が溜まっている体にさらに疲労をため込むことになるため、睡眠時間を削ることは避けましょう。
関連記事:子育てと仕事の両立の秘訣とは?子育てしやすいおすすめ職種を厳選
共働きで子育てはきつい?辛い?無理などマイナス意見多数?
子供がまだ保育園に通っている年齢での共働きは、非常に困難です。
実際に共働きで働いている人からも「無理がある」との意見が大半を占めています。
- 近くに両親や頼れる人がいないと厳しい
- パートナーの帰りが遅くアテにならない
- 自分の体調が悪くても休めない
- 子供が病気のときは休みづらい
共働きだと肉体的にも精神的にもストレスが溜まります。
自宅近くに頼れる人がいたり職場が柔軟に対応してくれる会社でなければ、共働きは非常に難しいでしょう。
【参考URL:https://kosodate-child.com/double-income-couple-impossible】
これは子育て世帯だけでなく、日本においての大きな課題となっています。
「女性は家庭に入り、男性は働く」という昔ながらの考えが根強く、さらには子供が居る家庭での共働きが非常に困難であるため子供を産まない夫婦も増加しており、少子化問題にも直結します。
しかし、社会では人手不足であり求人は増え続ける一方ですが、待機児童問題も改善されず平行線のままです。
子供がいる家庭でも働きやすい社会へ改善しなければ、共働きは永遠に難しいでしょう。
共働きでの子育ての問題
共働きで直面する子育てについて、子供側にもデメリットが存在します。
<親側のデメリット>
- 子供と向き合う時間が少ない
- 平日の学校行事に行けない
- 小1、小4の壁
関連記事:「小1の壁」とは?小1の壁を乗り切るための8つの対策
<子供側のデメリット>
- 習い事に限界がある
- いつも時間に追われている
- 疲れている両親を見て気を遣うようになる
子供側のデメリットは、特に子供が6歳未満の場合は大きな問題になります。
子供にとって両親と接する時間とは「愛情の時間」です。
話を聞いてほしい時にママやパパが疲れていて上の空だと、子供は非常に敏感なのですぐに感じ取ります。
そして人格形成に関わる大切な時期に愛情が不足してしまうと、大人の顔色をうかがうような子供になってしまうこともあります。
共働きは、子供が成長してある程度手がかからないくなってからでも遅くありません。
お金のために無理をして働いて体を崩したり、子供が毎日寂しい思いをしているのであれば、働き方を見直すべきです。
どうしても働かなければいけない場合は、フルタイムではなくパートや時短勤務などを検討してみましょう。
【参考URL:https://folk-media.com/1771651】
共働きは実はメリットが多いことも認識しましょう
- 世帯収入が増える
- 年金が増える
- 子供の自立心が育つ
- 子供にお金をかけられる
共働きのメリットはお金に関することが多いです。
夏期休暇など長期の休みの時には子供の行きたい所へ旅行に行けたり、誕生日プレゼントは豪華な物を買ってあげられたり、お金に余裕ができることが最大のメリットです。
仮にパートナーのどちらかが職を失っても、ダメージは最小限に抑えられることでしょう。
両親の働く姿を見て、子供の自立心が育つ反面「寂しい思いをしていないか」を気にかけてあげることが大切です。
まとめ
「共働き」という言葉には、少子化問題や待機児童問題、長時間労働問題など日本特有の課題がたくさん含まれています。
この社会問題が改善されなければ、子持ち世帯の共働きは厳しいでしょう。
ここまでマイナス意見ばかりお伝えしましたが、共働き世帯の子供は早くに集団生活を始めるため、自立心が育ちやすいと言われているのも事実です。
月例が幼い頃から多くの人と触れ合い、家庭では出来ない様々な体験をすることによって、脳が早くから発達し子供自身の得意分野を見出せることもあります。
BSCウォータースポーツセンターでは、子供の発育にメリットが多いプログラムが満載です。
大自然を感じながら遊べるカヤックやヨット、キャンプでの料理体験や国際交流など非日常を体験することで脳の発育や自立心の成長が期待できます。
子供の「今しかできない経験」にも注目してみてはいかがでしょうか。