全国の子育てしやすい街おすすめ7選|子育てしやすい街はどう選ぶ?ファミリー層に人気な街と選び方を解説

子育て世代が住みやすい「やさしい街づくり」に力を入れる市区町村が、近年増加傾向にあります。

子育て世代には、支援が手厚い場所で暮らしたい方は多く、引っ越し・転居を検討するパターンも多いです。

全国には、子育てしやすい街・地域が数多くあります。
各街・地域によって特徴が異なるため、前もって情報を整理しておくと居住地探しの際にもスムーズです。

今回の記事では、全国の子育てしやすい街の選び方やおすすめの街7選をまとめました。

子育て支援が手厚い街で暮らしたい方や引っ越しを視野に入れている方にはぜひ最後まで読んでみてください。

子育てしやすい街はどう選ぶ?

子育てしやすい街の選び方をまとめます。

子育てしやすい街を選ぶ際には、大きく以下の3つのポイントを押さえておくのがおすすめです。

  • 待機児童の状況
  • 行政の子育て支援に関する取り組み
  • 子供の遊び場の充実度

各選び方の詳細を解説します。

待機児童の状況

子育てしやすい街を選ぶ際は、保育の充実度にも注目する必要があります。

待機児童の状況は前もってチェックしておくことが大切です。
とくに、保育所の利用を検討している家庭は、引っ越し・転居先を間違えると入れない可能性もあるので注意してください。

待機児童数は、各地域や自治体によって大きな差があります。

何年も連続で待機児童数0人を達成しているところもあれば、年々増加傾向にある自治体などさまざまです。

行政の子育て支援に関する取り組み

子育てしやすい街を選ぶ際は、各自治体の子育て支援に関する取り組み内容や充実度を確認することが大切です。

どの自治体でもさまざまな取り組みが行われていますが、支援内容が違ったり、独自の活動を行ったりするところもあります。

行政の取り組みを確認する際は、現在と今後子供が成長した時の両方を踏まえた上で必要な子育て支援があるかどうかを確認するのがおすすめです。

子供の遊び場の充実度

子供の遊び場が充実していれば、身体を動かしたり新しい友達を作ったりなど嬉しいメリットがたくさんあります。

最近では、子供たちが思いっきり遊べる公園や遊具が減少していて、遊び場の充実度はかなり重要です。

実際、「生活ガイド.com」が行った「子育て世帯にうれしい制度ランキング」の集計結果によると、第1位には「屋内大型遊具がある施設の設備」が選ばれました。
引用:生活ガイド.com

屋内の遊び場なら、天候や気温に左右されず利用できます。

天候が優れない日にも遊べるので、子供たちのストレス発散にも繋がるなどメリットが多いです。

全国の子育てしやすい街おすすめ7選

今回は、子育てしやすい街おすすめ7選を紹介します。

全国には、子育てしやすい街として手厚い支援をしたり確かな実績を残したりしている場所が多くあります。

  • 東京都葛飾区
  • 神奈川県大和市
  • 埼玉県さいたま市
  • 千葉県松戸市
  • 大阪府堺市
  • 福岡県北九州市
  • 大分県大分市

各街の基本情報や詳細を解説します。

東京都葛飾区|3歳未満の子を持つママへ無料健康診断実施

東京都葛飾区では、3歳未満の子供をもつ親を対象に無料健康診断を実施しています。

子供の健康にばかり注意してしまい、自身の健康状態や変化を後回しにする親は多いです。

無料健康診断を利用して、自身の健康状態を確認しましょう。

また、東京都葛飾区では都内で唯一「マタニティパス」を交付しています。

母子健康手帳の交付から1年経っていない方を対象に、5,500円分がチャージされた交通系ICカードが渡される仕組みです。

子育てひろばでは親と子供が一緒に楽しめるプログラムが用意されています。

親によっては子育てをするママ・パパ友達と出会う良いきっかけ作りにもなるのでおすすめです。

人口

465,079人

待機児童

21人

治安

普通(場所により差がある)

子育て支援制度

・マタニティパス
・三人乗り自転車等購入費助成事業
・子育てひろば
など

神奈川県大和市|自然が多く都心までの通勤も可能!

神奈川県大和市には、自然と触れ合えるお出掛けスポットが数多くあります。

子供に自然や生き物と触れ合える体験をさせてあげたい親にはとくにおすすめです。
都心までは電車でおよそ1時間程度と、アクセスの良さも大きな魅力です。

神奈川県大和市では、発達支援サービスや、軽度・中等度難聴児補聴器購入費等助成も用意されています。

さまざまな状況の家族が、安心して子育てができる環境作りがなされているのが分かります。

また、初めて親になる方を対象にプレママ・パパ教室も開催中です。

食事から出産までの流れ、赤ちゃんの特徴など幅広い事柄を知れる良いきっかけになります。

人口

241,423人

待機児童

0人

治安

良い

子育て支援制度

・軽度.中等度難聴児補聴器購入費等助成
・プレママ・パパ教室
・親子de健診 など

埼玉県さいたま市|交通利便性・生活利便性・教育環境の充実

埼玉県さいたま市では、多子世帯応援クーポン「3キュー子育てチケット」が申請できます。

申請するだけでさまざまなサービスで利用できるチケット(最大5万円分)がもらえる仕組みです。

また、埼玉県さいたま市では絵本のプレゼントや読み聞かせ方、選び方を教えてもらえるブックスタート事業を行っています。

子育てヘルパー派遣事業では家事・育児の援助を受けられるなど、手厚い支援制度が魅力的です。

人口

1,332,257人

待機児童

11人

治安

良い

子育て支援制度

・多子世帯応援クーポン「3キュー子育てチケット」
・子育てヘルパー派遣事業
・産後ケア事業 など

千葉県松戸市|2020年「共働き子育てしやすい街ランキング」第1位

千葉県松戸市は、日経DUALが発表した「共働き子育てしやすい街ランキング2020」で初めて総合編第1位を獲得しました。本ランキングは全国162自治体を対象に実施されており、千葉県松戸市が高い評価を得たことが分かります。

千葉県松戸市では、託児機能付コワーキングスペースの設置を行いました。
コロナ下でも仕事と育児の両立が無理なく行えるよう、手厚いサポートが実施されています。

また、松戸市夜間小児急病センターでは毎日18:00~23:00の間、急な体調不良に対応する小児医療体制が整っています。対象は0歳~中学3年生までです。

人口

497,255人

待機児童

0人

治安

良い

子育て支援制度

・私立幼稚園の預かり保育料助成
・24時間体制の小児救急医療
・病児・病後児保育事業
など

大阪府堺市|第3子まで保育料無償の対象に

大阪府堺市では、第3子まで保育料が無償になります。
子供がたくさんいる家庭にとっては家計に嬉しいかなり便利かつお得な制度です。

18歳未満の子供がいる家庭なら誰でも無料登録できる「まいど子でもカード」は、お店や施設で割引特典を受けられます。2016年9月末時点で、協賛企業・団体は大阪府内におよそ11,000ヶ所と、かなり多くの場所で利用可能です。

また、大阪府堺市では育児支援ヘルパー派遣や子育てアドバイザー派遣など、さまざまな派遣制度・サービスにも力を入れています。

人口

821,288人

待機児童

0人

治安

普通(場所により差がある)

子育て支援制度

・まいど子でもカード
・育児支援ヘルパー派遣
・子育てアドバイザー派遣 など

福岡県北九州市|平成23年度から11年連続で年度当初の待機児童0人!

福岡県北九州市では、平成23年度から11年連続で待機児童0人を達成しています。
市内には授乳やおむつ替えで立ち寄れるスペース「赤ちゃんの駅」が数多く設置され、子育てしやす

い環境整備に力を入れています。

また、市内の全区役所には保育サービスコンシェルジュが配置中です。

保育に関する相談ができ、料金は一切発生しません。
電話相談もできるので、自分の利用しやすい方法で気軽かつ手軽に相談できます。

人口

931,876人

待機児童

0人

治安

普通(場所により差がある)

子育て支援制度

・保育サービスコンシェルジュ
・子ども食堂
・赤ちゃんの駅
など

大分県大分市|「子育て満足度日本一」を目標に制度が充実

大分県大分市では、提示するだけでお得なさまざまな特典を受けられる「おおいた子育て応援パスポート事業」を行っています。

利用対象は18歳未満の子供または妊娠中の方がいる家庭です。

また、大分市子育て支援専用サイト「naana(なあな)」では子育てに関するさまざまな情報を知れます。

交流会や子育てサークルなど、ママ・パパ友と繋がる良いきっかけにもなります。

人口

477,618人

待機児童

0人

治安

良い

子育て支援制度

・こどもルーム
・赤ちゃんの駅
・子育て支援サイトnaana(なあな)  など

 

全国の子育てしやすい街まとめ

本記事内で紹介した子育てしやすい街の選び方を改めてまとめます。詳細は以下の通りです。

  • 待機児童の状況
  • 行政の子育て支援に関する取り組み
  • 子供の遊び場の充実度

全国の子育てしやすい街には、さまざまな支援制度が用意されています。

各地域・自治体の公式HPを参考にしながら、自分たちが生活する上で必要またはあると嬉しい制度・サポートの有無を確認しておくのがおすすめです。

せっかく子育てしやすい街に住んでも子育て支援制度や、サポートの存在を知らないまま生活している方は多くいます。

引っ越しや転居を検討する前に、現在お住まいの街の公式HPを確認してみるのも一つの手段です。

CONTACT 掲載に関するお問い合わせ

まなびち公式SNS