【反抗期に疲れた】小学校低学年から高学年になる中間反抗期ってなに?勉強しない子供や暴れる子供の対応方法は?

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反抗期は、子どもから大人への成長時にほとんどの方に起こる事柄です。
子供の成長ともいえる時期ですが、急に反抗的になったことに対し戸惑う親もいます。
子供への接し方に、不安や迷いを感じる場合も多いです。

ただ、中間反抗期の子供への接し方にはいくつかのコツが存在します。
コツを押さえれば、さらに状況を悪化させずに正しい対応をすることが可能です。

そこで今回の記事では、中間反抗期の特徴や原因、対応方法等を徹底解説します。
本記事内では、勉強しない反抗期の子供への対応にも触れているのでぜひご覧ください。

小学生がなる中間反抗期について

今回は、小学生がなる中間反抗期に関して2つの事柄を解説します。
詳細は次の通りです。

  • 中間反抗期の基本情報と原因
  • 中間反抗期の時期

各内容別に詳細をまとめました。

中間反抗期はひどいって本当?その原因は?

中間反抗期は、第一次反抗期(幼児期)と第二反抗期(思春期頃)の間の時期に起こる反抗期のことを指します。
中間反抗期が起きる主な原因は、大きく3つです。

  1. 自立心の芽生え
  2. 環境へのストレス
  3. 集団生活のなかでのストレス・トラブル・葛藤

自我や自発性が育ってきたため、親からの指示や意見につい反抗しがちです。
学校での集団生活や友人との関係、新しい環境などでストレスや不安な気持ちを抱え込んでしまい、親への反抗的な態度に繋がる場合も多くあります。

中間反抗期は、第一・二反抗期と比べ激しい反抗期ではありません。
ただ、子供の接し方には注意が必要です。

楡の会こどもクリニック「反抗期の子どもの心の理解と対応」の「1.はじめに」によると、子どもの健康な心身の発達を育む立場にある大人は、反抗期にある子どもの心の正しい理解が必須である。子どもの自己主張に対する父母の対応は、場合によっては子どもの葛藤は高じさせることになり、高じた葛藤は処理が難しくなり、親子関係の軋轢がさらに悪化し得る。そうした事態に対する適切な対応のためには子どもの葛藤と葛藤の処理に仕方についての正しい理解が必須になる。

引用:楡の会こどもクリニック「反抗期の子どもの心の理解と対応」

中間反抗期はいつからいつまで?低学年?高学年?

中間反抗期に明確な時期は存在しません。

一般的に小学校低学年~高学年までといわれることが多いです。
同時期に、急に反抗期な態度をよく取ってくる・いちいち反発し上手にやり取りが出来ないような事が起きたのなら、中間反抗期の可能性があります。

ただ、子供のなかには第一・二反抗期のみで中間反抗期を経験しない場合も多いです。
中間反抗期の有無による子供への影響などはありませんが、万が一中間反抗期が訪れた場合の対処法を本記事を通して押さえてください。

小学生の中間反抗期の特徴

実は、小学生の中間反抗期には大きく4つの特徴が存在します。
詳細は下記の通りです。

  • 勉強しない
  • モノにあたるなどして暴れる
  • 言うことを聞かない
  • 学校や習い事で態度が悪い

各特徴別に具体的な内容をまとめました。
現在、中間反抗期の子供がいる、または今後反抗期が予想されるご家庭の両親もぜひご覧ください。

勉強しない

「面倒臭い」「後でやる」「自分でやるから放っておいて」など、ありとあらゆる理由をつけて勉強をサボろうとします。

親が勉強を進めても、反抗的になったり無視や喧嘩に発展したりするなど前に全く進みません。
分からないところを教えようとすれば、さらに関係が悪化する可能性もあります。
少し気が向いて勉強したとしても、ほんの数十分しか行わないことも多いです。

物にあたるなどして暴れる

溜め込んだストレスを上手に発散できず、物にあたって(物を投げる・壊すなど)どうにか気持ちを晴らそうとします。
いわゆる、「八つ当たり」に近い状態です。
急な行動に対し、驚かれる親も多くいます。

言うことを聞かない

「しっかりご飯は全部食べて」「勉強しなさい」など、親がいくら子供にいっても聞く耳をもちません。

「放っておいて」「分かっているから何も言わないで」と、むしろ反抗的な態度を取る・急に怒り出して物に当たる・泣き出する場合も多いです。

また、これらの行動は学校や塾などで起こる場合もあります。
面談の際、先生から話を聞いて学校での子供の様子に驚かれる親もいるほどです。

学校や習い事で態度が悪い

学校や習い事での指示に従わず反抗的な態度を取る事が多くなります。

何か悪いことをしたとしても、いう事を聞かないことも多いです。
また、学校や習い事の先生に対し口答えや生意気な態度を取ることも増えます。

中間反抗期小学生の対応方法

今回は、中間反抗期の小学生の子供への対応方法を紹介します。
中間反抗期の子供には、大きく3つのポイントを押さえて対応することが大切です。

  • 干渉し過ぎない
  • 激しく怒らない
  • 無理に押し付けない

これらの対応方法は、基本第二反抗期(思春期頃)の子供への対応とほとんど変わりません。
今後、子供に訪れるであろう第二反抗期に備えて、今のうちに対応方法を押さえておくのがおすすめです。

干渉し過ぎない

子供のことを見守ってチャレンジさせてあげることが大切です。

親のなかには、子供が心配でつい口を出したり、すぐ手を貸してあげたりしてしまったりすることもあります。
しかし、干渉のし過ぎは危険です。子供が干渉を嫌がって、反抗期をさらにエスカレートさせる可能性があります。

あくまでも親が手を貸すのは、子供が助けを求めてきたときに限ってください。

激しく怒らない

自分のイライラする気持ちを落ち着かせながら冷静に𠮟ることが大切です。

反抗期で生意気な言動をとる子供に対し、感情に任せて激しく怒ることもあります。
ただ、激しく怒ってしまうのは反抗期の子どもには逆効果です。
子どもが言い返してきて言い合いに発展する可能性が高いです。

ここは広い心をもって、自分の気持ちを整理しながら𠮟るべき部分だけを子供に的確に伝えてあげてください。

関連記事:上手な子供の叱り方と絶対NGのダメな叱り方の違い

無理に押し付けない

中間反抗期の子供に対し、親の指示や意見を無理に押し付けてしまうのはNGです。
中間反抗期は、自立心が少し芽生えて自分自身で考え行動しようとする時期でもあります。

のため、無理な押し付けは逆に反発される可能性が高いです。

まずは、子供がやりたい行動をさせてあげるよう意識してください。

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反抗期女子の対応は男の子と違う?

反抗期の女の子の対応は、男の子よりも繊細かつ慎重に行わなくてはなりません。
それには、身体の成長が大きな要因の1つです。

女性ホルモンの影響によって身体に少しずつ変化が現れます。
身体の変化に対する戸惑いや不安など、心のバランスが不安定になってストレスから反抗的な態度を取るようになります。
親がしっかりと向き合い、受け止めてあげることが大切です。

暴れる反抗期の子供にはどう対応すればよい?

子供が暴れる・物を壊す場合には、親がしっかり「ダメ!」と厳しく伝えてください。

暴力的な行動や言動に関しては、しっかりと注意して理由を説明することが大切です。

反抗期の子供の中には、時に暴れて物に当たってしまうこともあります。
子どもが物を壊すという体験談は、反抗期の子供をもつ親の体験談ではよく聞く話の1つです。
子どもの急な変化に驚いたり大きな不安を抱えたりする親もいますが、反抗期には起こりうる行動の1つとして挙げられます。

反抗期の勉強しない子供に勉強をさせるには

反抗期の勉強をしない子供には、無理矢理押し付けるのではなく柔らかく伝えてあげるのが重要です。

反抗期の子供の中には、勉強を面倒臭がってやる気を出さない子がいます。
将来を心配して、子供に対し不安を感じる親も多いです。

ただ、反抗期の子供には「勉強しなさい!」と強くいっても言うことを聞く訳ではありません。
むしろ反発を買って喧嘩に発展する可能性もあります。
関係の悪化を防ぐためにも、あくまでも優しく伝えてあげるのが大切です。

反抗期を教師には伝えるべき?

子供が反抗期の時期なら、担任教師にも現在の状況を伝えてください。
学校でも反抗的な態度や行動を取る可能性はあります。
何かあったときのためにも、反抗期であることを一度教師に伝えておくことが大切です。

また、長い間多くの子どもをみてきた教師ならではのアドバイスや意見をもらえる可能性も十分考えられます。
一度、第三者の目線からの意見をもらうためにも話をしてみるのがおすすめです。

中間反抗期はない方がいい?

中間反抗期は、特別なくても問題ありません
中学生の時期になると、第二次反抗期がくる可能性があるためです。

反抗期は、大きく2回あるといわれます。
・第一次反抗期(幼児期)
・第二次反抗期(思春期/小学校高学年~中学生頃)
の2つです。

また、明治安田生活福祉研究所の2016年7月19日発表された「親子の関係についての意識と実態–親1万人・子ども6千人調査–」によると、「反抗期としつけに見る親子の関わり方の変化」で「反抗期の時期はいつか」との質問に対し親・子の場合男性が46.9%・37.6%、女性が45.3%・37.4%が「中学生時代」と回答しました。

引用:明治安田生活福祉研究所-「親子の関係についての意識と実態–親1万人・子ども6千人調査–」

男女の親、女の子の各グラフでは、「中学生時代」と回答したのが最も多かったです。
つまり、多くの場合で中学生時代に反抗期がきたと認識していることが分かります。

まとめ-小学生の反抗期には正しい対応をしましょう!

中間反抗期の子供をもつ親は、まず反抗期の基本情報や原因、特徴などについて把握するところから始めるのがおすすめです。中間反抗期に関する知識を身につけた上で対応方法を実践することで、より柔軟な対応ができるようになります。

中間反抗期の子供の態度・行動に、ショックを受けるまたはイライラすることもあるはずです。
ただ、反抗期の子供への過度な干渉・押し付けなどは逆効果になってしまいます。
まずは、中間反抗期への理解を深めつつ正しい対処方法を実践してください。

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