のじゅコーチ(東京海洋大学)|2021年インターンシップ体験記

私がこのインターンシップへの応募を決めたのは、今しかできないことに挑戦してみたい!という思いからです。

コロナの影響で本来あったはずの予定が次々と無くなり、このままなんとなく大学生活を終えるのはもったいないと考えていました。

BSCのインターン生募集のページを見つけた時は、「自然」「子ども」「キャンプ」「ウォータースポーツ」という自分の好きなものの組み合わせに、とてもワクワクしたことを今でも覚えています。

インターンシップが始まる前は、不安でいっぱいでした。

子どもと接することには抵抗がなかったのですが、キャンプの流れはどんな感じなのだろう、自分はきちんと役に立てるのだろうかなど、分からないことへの不安の方が大きかったです。

いざ始まってみると、長いと思っていた2週間は本当にあっという間に過ぎ、なんであんなに心配ばかりしていたのだろうという気持ちになりました。

それくらい毎日が濃く、充実していました。

キャンプ中は、子どもたちに「楽しかった、また来たい!」と思ってもらうことが一番の目標でした。

そのために心がけていたのは、自分自身が一番楽しんでやる!という気持ちでいることです。(笑)

それくらいの心持で子どもたちと接すると、良いキャンプの雰囲気をつくれる気がしました。

子どもたちから帰り際に、「楽しかった!」「次はもっと長い期間にする!」「コーチ来年もいて欲しい!」という声を聞けたときは、このインターンシップに参加してよかったと心から思いました。

2週間で入れ替わり立ち替わり様々な子どもに出会い、みんなの成長や変化を近くで見守ることができました。

書き出したらきりがないくらい沢山子どもたちとのエピソードがありますが、中でも特に印象に残ったカフェテリア体験に参加してくれた子について書こうと思います。

インターン生は、カフェテリア体験という学校では教わらない学びを提供する機会があります。

私は大学で海にまつわることを学んでいるので、海の環境問題をテーマに絵本の読み聞かせを行いました。なかなか難しい内容なので来てくれる子どもは少なかったですが、みんな真剣に考えてくれていました。

たくさん質問を投げかけてくれ、自分もその答えが分からないなんてこともありました。

中には、海の生物が海洋ごみによって苦しめられているという現実に涙を流してしまう子もいました。

また、カフェテリア体験が終わった後、浜に落ちているごみを拾って持ってきてくれたり、ポイ捨てをしようとしている子に注意してくれる子もいました。

自分の発信したことがしっかりと子どもたちに伝わったと思うと、とても嬉しかったです。子どもたちの純粋さ、素直さにも驚かされました。

 また、BSCに集まったインターン生のみんなに出会えたことも、参加してよかった理由の一つです。

一人ひとりにそれぞれの価値観があり、自分とは違った視点から物事を捉えていたりするので、一緒にいて刺激をもらい学ぶことが多かったです。

色々な話をしているうちに、今の自分に足りない部分や、何を得意とするかを気が付かせてくれたので、自己理解も深まりました。

なかなかハードな2週間でしたが、楽しいだけではない様々な感情を共有して励まし合いながら頑張れたことは、自分にとって非常に良い経験になりました。これからも大切にしたい人たちです。

最後になりましたが、BSCの皆様をはじめ、インターン生やサブリーダー、たくさんの子どもたち、関わってくれたすべての方に感謝しています。

2週間のインターンシップで学んだことは、必ず今後の自分に役立つと思います。

「冒険ある人生を。」という言葉通り、もっと自分のやってみたいという気持ちに正直に行動し、経験の引き出しを増やしていきたいと思いました。

本当にありがとうございました。