えりコーチ(上智大学)|2022年インターンシップ体験記

私はこの2週間のインターンシップを通じて、ハードではあったけれど、それを超えるほど大きな達成感と充実感を感じることができました。

大学生になりコロナウイルスの影響でやりたかったことができなくなり、このまま大学生活が終わってしまうのかと感じていた時にこのBSCのインターンシップを見つけました。

幼い頃から、通っていたクラブや地元で開催されているキャンプに多く参加しており、大学生になったら自分が運営側に立ちたいと考えていたため、このインターンを見つけてすぐに応募しました。 

私自身このインターンに参加するまであまり子供に関わる機会がなく、どのように子供と関わればいいのかわかりませんでした。

そのため、初めは他のインターン生やコーチの方々が子供と関わっている姿を見て、うまく子供をまとめたり話せない自分と比べ、なぜ自分はできないのかと不甲斐なさや焦りを感じていました。

しかし、他の人たちが子供と一緒に何かを全力で楽しんでいる姿を見て、知らぬうちにコーチである自分自身と子供達の間に壁を作っていたのだなと気づくことができました。

それからは、一緒に自由時間にお絵描きしたり、たくさん話しかけたりし、子供達と一緒に楽しむということを心に留めて行動するようになりました。

すると、子供たちも自分でとったカニや虫を見せてくれたり、似顔絵を一生懸命描いてくれたり、キャンプで不安なことを打ち明けてくれたりしました。

また帰る際、何日か担当していたグループの子の1人が「コーチの事絶対忘れないから」と言ってくれ、嬉しさを感じたと共に子供たちと自分との間の壁を壊すことができたかなと感じました。 

私はこのインターンを通して同年代の人たちからだけではなく子供たちからも様々なことを学ぶことができました。

子供たちは人をよく見ていて、すごく物知りで、関わっていく中で自分の知らなかったことを発見できたり、自分の強みや課題を見つけられました。 

また、理由づけて考えることを身につけられました。

これも子供たちから学んだことの一つです。守らないといけないルールがありそれに対して子供たちは疑問を抱き、納得ができないとそのルールを守らないこともあります。

そのため、「だめ」とただ禁止するのではなく、なんでだめなのかということをきちんと伝えることが大切なのだと感じました。

それから様々なことに対し「なんで」と自分自身で問いかけるようになり、自分の行動や相手の行動についてより理解ができ、周りが見えるようになったことを実感しました。 

住んでいる場所や年齢、価値観が違う人たちと2週間過ごすという体験はそうそうできることではなく、とても貴重な体験になりました。

悩んでいた時や疲れていた時も「大丈夫?」と声をかけてくれたり、ミーティングが終わって寝るまでの短い時間でたくさん話して笑わせてくれたりと、この2週間楽しく刺激的な日々を過ごせたのもインターン生のおかげです。

ここでの出会いは自分にとって宝物だなと思います。 

最後にこんなにも貴重な経験をする機会をくださりサポートしてくださったBSCの皆様、インターン生、サブリーダーのみんな、このキャンプで出会った子供たちに感謝申し上げます。

このキャンプにインターン生として関わることができとても良かったです。

本当にありがとうございました。