こっしーコーチ(龍谷大学)|2022年インターンシップ体験記

私は元々、人前に出て意見を発信することが苦手でした。

しかし2週間のBSCサマーインターンシップを通じて,自分の行動や発言に自信を持てるようになりました。

これには大きな理由が3つあります。

1つ目は「コーチ」という立場にあることからくる責任感です。

リーダーとは子どもたちの命を預かる,とても責任の重い役職です。

そのためその場その場で自分が下す判断に自信を持ち,行動に移さなければなりません。

こういった責任の重い役割を繰り返し続けていくうちに、前に出て自分の意見を発信することに対する恐怖心が少しずつ払拭され、自身が着いてきました。

2つ目の理由は仲間とのコミュニケーションです。

キャンプを運営するにあたって最も重要になるのは、他のコーチやサブリーダーとのチームワークだと私は感じました。

チームが一丸となって動くには細かなコミュニケーションによる考えの共有が必要不可欠です。

私はこうしたコミュニケーションを重ねていく上で、自分の考えを伝えることの難しさや他人の考えを正確に理解することの難しさに直面しました。

そこから試行錯誤を繰り返していくうちに少しずつスムーズなコミュニケーションが取れるようになりました。

意思の共有がうまくいくと自然と仲も深まるものです。

こうして私は徐々に他のリーダーと仲良くなり,インターンシップの期間を有意義に過ごすことができました。

ここで身につけた社交性は、自分の中で大きな自信になりました。

3つ目の理由は、ダメなものはダメという勇紀が身についたからです。

キャンプに参加してくれる子どもたちは個性豊かで愛らしく、沢山のエネルギーをくれました。

その反面で子どもが勢い余って危険な行動をしたりルールやマナーを逸脱した行動に出てしまう場面が何度もありました。

そんなときに愛を持って叱ること、ダメなものはダメとははっきり伝えることが、私の中で大きな成長に繋がりました。

私の人前に出て発信することを苦手だと思う意識は、相手を不快にさせて嫌われることへの恐怖心から来ている部分が多かったです。

しかし子どもたちの心身の安全を第一に考え、愛を持って向き合っていくうちに、叱ることこそ愛がなければできないことなのだと気づきました。

そして、心から相手と向き合って考えを共有するということが深い意味でのコミュニケーションの本質だと感じました。

このインターンシップを通じて多くの人と関わり、私の世界は大きく広がりました。

自分自身に自信が持てたのと同時に、日本中の津々浦々にかけがえのない友達ができました。

こうして得たものを今後の人生の糧にしていきます。