ほのぴすコーチ(追手門学院大学)|2022年インターンシップ体験記

皆さんは自分の短所を克服する瞬間を実感するのはいつですか?
私は二週間という長いようで短いインターンシップで感じるものが多くありました。

私は人と関わることがとにかく好きで、今まで乗り越えてきたこともたくさんあります。

ですが、それは学校やアルバイトなどといった、似たような関係で似たような思考をもつ人 たちの集まりにすぎませんでした。

住む場所も、年齢も、育った環境も、考え方も、表現の仕方も、もちろん性格も違う人たちと二週間共同生活をし、手探りで進めていくキャンプの 運営は非日常体験でした。

慣れない土地で慣れないことをすることに対して、私は希望とか ワクワクより不安のほうが大きく、自信もなくて前向きになれませんでした。

こんな私を救ってくれたのはかけがえのない仲間たちです。

私たちが行く前から活動していたメンバーの動きを見て焦りを感じた初日を今でも覚えています。

本当は不安で仕方 ないくせに、子どもたちの前ではそんな姿を見せまいと頑張っていました。

「考えすぎて疲 れる前に行動して自信をつけよう」そう思って子どもたちに真正面から接しました。

このキャンプに参加するまでは、子どもへの関りが決して得意だとは言えませんでした。

しかし子どもたちは、素直すぎるくらい真っ直ぐで、私たちが思っている以上に大人でした。

本当に本当にかわいくて「コーチサイン書いてー!」「こっち来て遊ぼう―!」と言われる たびに大きな幸せを感じていました。

子どもたちの夏休みの思い出のお手伝いができたこ とを、とてもうれしく思います。

そして、多くの苦楽をともにした仲間たちには言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちで一杯です。

インターンシップを通して、一生の友だちができました。

いつも、ひたむきな姿勢に幾度となく感化されました。

他人を優先して行動することは、そう簡単にできることではありません。

優しさとか、思いやりとか、ひとの暖かい部分に触れ自分を見つめ直すこともできました。


「またすぐ会おうね」って「次会う時まで元気でね」って涙を流しながらお別れをした仲間たちと、頑張ることの素晴らしさと、一生の友情を手にしました。

毎日が本当に楽しくて充実して、無駄な時間なんて一秒もありませんでした。

この経験は私にとって財産です。

まだ帰りたくないと思えたほど、一生懸命に取り組めた 自分が誇らしく、なにより自信につながりました。

このインターンシップに参加できて、私は幸せ者です。

私たちが安全に、楽しく活動するためにサポートしてくださったBSC スタッフの方々、 心より感謝申し上げます。