たくみコーチ(日本大学)|2023年インターンシップ体験記

「小学校教諭になりたい。」 これは、私の将来の夢でした。

しかし、現在は地元の県庁で地元の魅力を日本中、世界中に伝えたいという夢があります。

私は大学受験の際、この2つの夢で迷った末、現在の夢に近づくことができる法学部に進学しました。

この決断に対していま、私は後悔の気持ちが多くあります。

大学では法律の勉学以外にも、教職課程に所属しており、中学校・高校の社会科の免許を取得するため、教育に関する勉学を学んでいます。

教育の学びを深めていくにつれて、「私はやっぱり小学校の先生になりたい。」 という気持ちが強くなったため、後悔の気持ちが強くなりました。

しかし、私の学校では小学校の免許は取得できません。

そのため、私自身は本当に教師の職業が向いているのか、子どもたちとどれだけ向き合える力があるか、通用する力を試したくて、このインターンを申し込みました。

今回、BSCのインターンを通して、普段の生活では知り得ることができない弱点や強みなど、たくさん発見をすることができました。

私は最終日程に参加したため、先に来ていた インターン生の姿を見ながら、行動するのみでした。

来て初日、コーチとして子どもたちを 率いているインターン生の姿を見て、圧巻しました。

本当に私はまとめられるのか、不安に気持ちになりました。

とにかく元気でパワフルな子どもたちが多く、初日は体力が追いつき ませんでした。

次の日は、私の強みである幅広い視野や小さなサインを読み取る力に力を入れようと心がけました。

ウォータースポーツやキャンプをする上、子どもたちの行動をしっ かり見なければ安全に楽しめません。

そのため、子どもの小さな表情や行動の変化などを気 にするようにしました。

様子が少し気になるなという子には声をかけることや、何か悩んで いるのであれば悩みを聞くことなど、子どもたちひとりひとりが楽しんでもらえるような環境づくりを最初のうちから作れたのではないかと考えます。

私の強みは幅広い視点と小さなサインを読み取る力である、と確信に移すことができました。

弱点としては、積極的に行動できないことだとわかりました。

これは、私は今まで⻑所だと思っていたことです。

しかし、他のインターン生の方が積極的に行動できる、リーダーシップを図れていました。

今まで以上に自信を持って行動を積極的にできるように自分に自信を持てるような力を育てていかなければいけないと今回感じました。

また、誰かに何かを教えるときには「理由」を述べる必要があると思いました。

ただ単に走ってはいけないと子どもに伝えるのではなく、走ると転んでしまって怪我をするかもし れないからだめ、と理由をつけると相手も納得につながっていくことを学びました。

加えて、 本気で叱ることも必要です。私自身、怒ることや叱ることは非常に苦手でした。

しかし、今回、子どもの命を預かるということで責任感を持たなければいけません。

私はその責任感ゆえに、危ない行動をしている姿をみて、呼び止めて叱りました。

叱ろうと思って叱ったのではなく、無意識に言葉が出てしまい、「あ。」と思いましたが、子どもたちは真剣に私の話を受け入れてくれました。

本気で心で叱ることで子どもたちはわかってくれるのだと感じ ました。

ただ単に感情的に叱るのではなく、心で子どものためを思い、叱ることが必要であ るのだと考えさせられました。

そして、仲間の大切さを改めて感じました。

インターン生は、それぞれの大学でそれぞれ の学年で普段出会う機会がないと思います。

しかし、BSCのインターンを通して、サマーキャンプを作り上げる仲間として出会うことができました。

悩みを共有することや子ども たちがどうやったら楽しんでもらえるなどのアイデアを出し合うことで、さらにより良い サマーキャンプの運営に携わることができました。

インターン生ひとりひとりの考え方が あり、その意見を全て尊重することは厳しいけれども、考えを参考にしていき、より良いも のを作り上げることはできるのだと改めて考えました。

加えて、お互いにフィードバックを できる環境づくりが整っており、アドバイスなどを受けやすい環境であったため、たくさん 自分自身を成⻑することができたと思います。

また、忍耐力をさらに強めることもできました。

私は高校時代、部活動に熱心に取り組み、 朝練のために始発の電車に乗り学校へ登校をしていたことや夜遅くまで練習を行なってい たため、忍耐力には自信がありました。

しかし、今回のインターンは朝早くから夜遅くまで、 ずっと子どもたちと関わるため、体力が非常に消耗します。

私は最初、不安になりましたが、 徐々に活動に慣れることで、忍耐力をさらに培うことができました。

ここで培った忍耐力は就職活動や社会人になった際など、どこにでも通用すると思います。

ここで得た力を活かして、今後の生活を活かし、より良くさせていきたいです。

最後に、私は教育に携わる仕事に対して向いているのかどうかはインターンを通して、まだわかりませんでした。

しかし、子どもたちと関わることは非常に楽しく、やりがいがある と改めて考えました。教職課程では学びきれない経験をすることができ、教育実習などに活 かすことができる知識を得ることができました。

BSCの職員のみなさん、インターン生、 そして子どもたち、その保護者さまのおかげで、このキャンプを成功することができたこと、貴重な体験をたくさんできたこと、このような機会をいただけたことに感謝しかありません。

ウォータースポーツという新しい世界に飛び込んで本当に良かったです。

琵琶湖で過ご した 2 週間、本当に最高でした。

ありがとうございます。