みりいコーチ(津田塾大学)|2023年インターンシップ体験記

BSCでの2週間は、何から振り返ればいいのか迷ってしまうほど、とても濃い2週間でした。

私がこのプログラムに参加した動機は、より多くの多様な子どもたちと関わる機会を得たい、という想いでした。

実際に子どもたちと2週間関わってみて感じたのは、子どもたちは「子どもたち」という括り方をしてはいけないのでは、ということでした。

20人いたら、20人全員が異なった表情を見せ、異なった反応を見せる。

一人一人が持っている各自の個性に加えて、感じ方までも様々なのです。

しかし、当たり前ではありますが、全員と一気に会話することはできません。

では、どうしたらいいのか、と私は1週間が経った頃にすごく悩みました。

サマーキャンプに参加し、自分と関わる子どもたちと「会話」をするにはどうしたらいいのか、それは一番必要なことであり、一番難しいことでした。

最終的に私が出した答えは、出来うる限り、目の前にあるちょっとした機会とちょっとした時間を使って、一人一人と目を見て向き合い、いろんな話をしてみること、でした。

それぞれ好きなことや興味があることは異なるため、一人一人をよく見て、一人一人に合う話し方や関わり方をすることが、会話をすることだと私は感じました。

インターンシップを終えた今では、これは対子どもだけでなく対同年代や対目上の人など、誰と接するにしても大切なことだと感じています。

全体を見て、次を考え、次に備える、というサマーキャンプの運営でメインとなる仕事の他に、子どもたちとの「会話」の仕方を知ることができたことは、とても大きな意味のあることだと感じます。

過酷な2週間です。

私の場合は、身体がうまくコントロールできず微熱が出たり、泣きそうになったこともあります。

言いたいことがうまく伝わらず悔しい時もありました。

でも、2週間を家でダラダラと浪費するよりかは、出会ったことのない人に出会い、何かに挑み砕ける2週間の方が意味のある時間だと私は思います。

BSCで出会ったたくさんの子どもたち、コーチのみんな、スタッフの皆さまに感謝いたします。