2週間のインターンシップは、今まで過ごしたことがないほどハードで充実した日々でした。
私はコロナ禍でやりたかったことができなくなり、今できることは何かと探していた時に、「冒険ある人生を」というスローガンが書かれたパンフレットを見つけ、応募しました。
しかし応募をしたものの、私は人の前で話すことが苦手で、今まで他の人を引っ張っていくリーダーなどの役割を避け、どちらかというとリーダーをサポートする役を多く行ってきました。
なので、初対面の子供たちの前で話すことは、私にとってとても難しいことでした。
他のインターン生は子供たちの前で堂々と話しているのに、自分はうまくできないことに不甲斐なさを感じ、コーチであることに自信を失うこともありました。
しかし、自信がない自分でも子供たちにとっては一人のコーチであるため、自分ができることはきちんとやり、できないことは他の人に積極的に聞き、教えてもらうことで、徐々に 子供たちの前で堂々といられるようになりました。
BSC のサマーキャンプには、様々な学年の小学生が参加します。
自分の興味があることしかやりたがらない子やコーチの話をきちんと聞いてくれる子、自分の好きな事を熱心に話してくれる子など当たり前のことですが、子供たち一人一人個性があります。
人と話すことが好きな私にとっては、小学生一人一人と話をして過ごす時間は とても楽しいひと時でした。
子どもたちは、小さなことでも「なんで?」という疑問を抱き、納得のいかないことはや ろうとしません。
ですから、「水を飲んできて」「石で遊ばないで」とただ言うのではなく、子供たちに注意をする理由を説明することが大切であることを実感しました。
大人になるにつれ、「なんで?」という疑問を抱いても自己解決をしたり、納得のいかないことも無理にやらなければならないこともあります。
しかし、子供たちは納得のいかないことはやらないという意志を強く持っています。
私は、子供たちと接する中で、疑問を持つことの大切さ を改めて感じ、自分の意志も他の人の意見と同じように尊重できるようになろうと思いました。
バックグラウンドや価値観の違うインターン生と過ごした2週間は、刺激的で忘れられない思い出になりました。
毎日疲労が溜まっていても、悩みを相談できるインターン生がいてくれたおかげで私は、普段の生活とは違う2週間を楽しむことができました。
インター ン生との出会いは、かけがえのない宝物です。
2週間のインターンシップは、ここに書ききれないほど内容の濃い時間でした。
貴重な経 験をさせていただいた校長や達也さん、BSCの皆様、インターン生やサブリーダー、参加 してくれた子供たち、関わっていただいた全ての方に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。