あっちーコーチ(武庫川女子大学)|2019年インターンシップ体験記

私はBSCのサマーインターンシップに参加して心から良かったと自信をもって言えます。

将来、教育関係の仕事に就くことを考えているわけではなく、「ウォータースポーツ」「小学生のサマーキャンプ」という言葉だけをみて、子供やウォータースポーツが好きなので楽しそうだな、という軽い気持ちで応募しました。

6月の事前研修から始まり、最初のこのインターンシップの印象は私にやっていけるのか、という不安しかありませんでした。

このインターンではリーダーをやったり、小学生の前で大きな声で説明したり、どうしたら効率よく進むか意見を出し合ったり、自分から動くことが求められます。

これらは私が今までずっと苦手で自分にはできないと思っていたことでした。

でもこのインターンではそれができないと何も行動できません。それが私には不安で、こんな自分にやっていけるのか、2週間続けられるのか、辞退しようかとても悩みました。

でも自分でやると決めたことは最後までやろうと思い、参加しました。

インターン初日、BSCに着くと事前研修のときにはいなかった小学生がたっくさんいました。

何から始めたらいいか分からず、前の日程からいたインターン生に1つ1つ教えてもらいました。

教えてもらっているときも小学生が寄ってきたり話しかけてきたりして、最初はどう接したらいいかすごく戸惑いました。

前の日程からいるインターン生から教えてもらわなければいけないことはたくさんあり、でも小学生のことも見ないといけないので、ゆっくり話をきくことはできず、初日からバタバタしていました。

次こうして、と指示がもらえるわけではないので自分から行動しないと何もしない時間が過ぎていきます。何をしたらいいか分からないときはとりあえず誰かに聞く、これが1番重要だと感じました。

初めは分からなくて当たり前なのでどんどん聞くことで、自信をもって行動できるようになると思います。

私は人見知りでガツガツ聞きに行けず、インターンシップが始まって2、3日は何をすればいいか分からない時間が多すぎて自分が役に立てていないことを痛感し、とても悔しい思いをしました。

でも同じ日程できたインターン生も同じようなことを考えていて、夜に話し合ってみんな不安に思っていることが共有できて、一緒に頑張ろうという気持ちになれました。

このようなことから私はインターンシップが始まってすぐに周りとコミュニケーションをとることの大切さを実感しました。

わからないことを質問することは恥ずかしいことではないし、自分の思っていることを伝えれば気持ちが楽になります。

自分から動いてコミュニケーションを取らなければ何もできません。それをBSCに来て改めて実感しました。

そしてBSCには台湾やベトナムの留学生もいます。

留学生と関わる機会は私には今までなかったのでとても貴重な体験でした。

特に日本人にはない優しさに私は感動しました。

普段の話し方や子供への接し方、レディーファーストな所、助けてほしいと思ったときにすぐに気づいて助けてくれたりと本当に優しいです。

特に前半は目の前のやることに必死だったので、もっと留学生と関わればよかったと思うのがBSCへ来ての後悔の1つです。

そして何より子供たちとのコミュニケーションが1番難しかったです。

子供たちには色んな性格の子がいて、しっかり全員をみていないと間違えてしまうことがあります。

私は何度か始まる前にとめれた喧嘩を見逃してしまったことがありました。

最初は楽しそうにしてても、どんどんエスカレートしていき、どちらかが泣いてしまう、というケースが子供には多いので、少しでも怪しいと思ったらすぐに止めさせることが大切だと思いました。

インターンに来てすぐのころは、子供を怒ることに抵抗がありました。

知り合いの子とかならまだ言いやすいのですが、知らない人の子供であって、数日しか一緒にいない子供だと言う考えがあって、どこまで怒っていいのか、子供との距離の取り方が難しかったです。

でも慣れていくうちに、前からいた他のインターン生がしっかり子供に怒っているところをみたりして、子供は怒られてもいい意味で、自分が思っているより傷ついたり、根に持ったりしないことがわかりました。

ちゃんと伝えれば反省もしてくれるし、強く言いすぎても小学生は素直に受け止めてくれる子が多かったので、後半になるとしっかり注意することができるようになりました。

普通に生活していたら関わることのない何百人もの小学生と、全国から集まった大学生、海外から来た留学生、本当にたくさんの人たちとこの2週間関わることが出来て、助け合って刺激し合って学ぶことも多くあって、このインターンに参加して、みんなと出会えて本当に良かったです。

サークルも何も入っていなくて、大学生活があまり充実していないと感じていた私にとってこの2週間は充実しすぎていてすごく貴重な体験でした。

勇気をだして応募して良かったです。

ありがとうございました。