まなコーチ(国際教養大学)|2019年インターンシップ体験記

初めて1人で東北を飛び出し、汗を流しながら琵琶湖で子ども達と触れ合った2週間。

このインターンシップで得た経験は、私の将来にとって大きな財産になったと自信を持って言える。 

私がこのインターンに参加したのは、ある挫折がきっかけだった。
大学1年生の冬、友人と高校生向けのサマーキャンプを開催しようと計画していたのだが、経験不足と自信のなさから断念することになった。

インターンシップという形でサマーキャンプの運営にに関わりたいという思いから、今回挑戦することにした。

 キャンプ運営に携わり、ウォータースポーツを通じて小学生と関わる中で、本当に多くのことを学んだ。

 まずは、子供との関わり方である。普段小学生と関わることはほとんどないため、キャンプ中の小学生との関わり方に最初は戸惑った。例えば、ウォータープログラムが終わった後、子供達がすることや注意事項を伝えなくてはいけない。そういう場合は、話す速度や使う言葉、伝えるタイミングなど、細かい部分を意識することで小学生にしっかり内容を理解させることができた。対象に合わせて話し方を工夫することの重要性に気がついたのと同時に、実際の子どもの反応から多くのことを学べた。

また、チームビルディングの経験は自分とって貴重な経験であったと思う。キャンプに参加する100人以上の子ども達を効率よく動かし、ドラブルが発生したら迅速に対応する。これには、広い視野と素早い状況判断が求められるが、決して個人の能力が高ければ成功するというわけではない。チームとして動くということを、インターン生一人一人が意識することで、より効率よく動くことができる。キャンプ中は、活動中の声かけや毎日のミーティングを通じて連携を強めることができたと思う。

そして、このインターンで出会えた他大学の学生は、私にとって大切な宝物だ。

日本人の学生だけではなく、中国・台湾・ベトナムの留学生も一緒に活動する中で、多くの発見があった。

尊敬できる部分や、価値観の違いを通じて、自分自身も大きく成長できたと思う。

2週間という短い期間であったが、多くのことを学び、自分の長所や短所を見直すことができた。

このインターンシップは、教育に興味がある人はもちろん、チームビルディングに興味がある人や、普段出会えない他大学の学生と交流したい人にとっても価値のあるものだと思う。

 最後に、素晴らしい経験をさせてくださった、BSCで出会った全ての人に感謝したい。

このインターンでの経験を糧に、目標に向かって努力し続けたい。