かほコーチ(北海道千歳リハビリテーション大学)|2024年インターンシップ体験記

私がBSCのインターンシップに参加した大きな理由は、就活や実習に追われる前の最後の大学生らしい夏休みに何かに挑戦したかったからです。

私は大学でリハビリテーション医療を学んでおり、将来的には、小児リハビリテーションに携わりたいと思っています。

子供は純粋で興味があるものに一直線で、そうでないものには見向きもしてもらえないことがあります。

これが小児医療での難しい所で、どのように伝えたら興味を持ってもらえるかは子供たち一人ひとり違っています。

このキャンプには、水が怖い子、飛び込む勇気がない子、集中力が続かない子、レクに参加しない子、注意を聞かない子、ホームシックの子など多くの子供たちがいて、その都度話を聞いて、少し話をしました。

子供たちはそれぞれ感じ方が違っていて、一人ひとりコーチからの伝え方を変えていく必要があり、よくない事をした子供には、「ダメ」とただ言うのではなく、なぜだめなのか、どこがいけなかったのかをしっかり理解してもらう必要がありました。

同様に、同じ説明を毎回コーチが繰り返すばかりだと聞いている子供たちも聞き流してしまっていることが多いため、質問、クイズ形式で確認をすると説明を覚えてもらいやすいと学びました。

また、指示を出すときには、どの順番で伝えるとわかりやすいか、コーチが準備や先回りができているか、他の班との連携が取れているかなどを考えながら行動していました。

このような先回りの準備や他との連携は医療でも重要で、上手く連携ができていないと、時間のロスやミスにつながってしまいます。

子供たちに楽しんでもらいたい一心で、どのように伝えたら上手く伝わるかをコーチ間でも何度も話し合いを重ねた結果、子供たちがカヤックやSUPなどを楽しそうに乗りこなすことができている姿を見たときや、子供たちの成長を間近で感じた時には眠さや悩みが消えるぐらい嬉しくて、逆にお別れの時は涙が出るぐらいさみしかったです。

この2週間は私にとって今までで一番濃くて充実していました。

子供たちといると本当に1日があっという間で疲れも感じる暇がないほどでした。

悩んだ時に支えになってくれたり、アドバイスをくれたインターン生たちやBSCコーチのみなさん、元気すぎる小学生、綺麗な琵琶湖に感謝です。

北海道から参加することに最初は迷いもありましたが、参加して人生が変わったと思うぐらい参加してよかったと思っています。