自分を知りたい・変えたい、価値ある大学生活を送りたい、他大学の方と交流がしたい、そんな思いで参加を決めたインターンでしたが、想像をはるかに超えた怒涛の2週間でした。
早寝早起き、1日3食(普段1日2食で適当な時間に食べていたので)子ども達との交流、琵琶湖でウォータースポーツ、浴槽につかることができない日々、インターン生と共同生活など、毎日が非現実的で人間関係にも疲れはじめ、逃げ出したくなったのがインターン開始2日目のことでした。
では私の活力は何だったのでしょうか、何をモチベーションに生きていたのでしょうか。
きっとそれは「自分に負けたくない」という想いだったと思います。
憧れていた大学生活もコロナ禍によって思うように動けず、やっと羽を広げるチャンスが来たことに希望で満ち溢れていた達也さんとの面談の日のことは今でも覚えています。
就職に向けて数々のインターンに参加したり、自分と向き合ったりする中で、やっとやりたいことが定まってき始めたのに、BSCのインターン2日目にして諦めては今までの自分と何も変わらない、このような絶好のチャンスを逃しては勿体ない、勇気を出してこの環境に飛び込んだからには最後までやり遂げたい、参加できていることに自信を持つんだ自分と、末っ子の生粋の負けず嫌いが出ました。
無事にインターンを終えることができ、こうして感想文を書いている今、達成感や満足感、自賛、仲間や関係者の皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。
この2週間で感じたこと、学んだことはたくさんあります。
まず1つ目は「人間は強い」ということです。
これは私達インターン生のことだけでなく勇気を出してキャンプに参加した子供たちにも通ずることです。
例えば、猛暑の中頭も体もフル回転で走り続けたことや、精神的体力的にもきつくても寝て朝を迎えればしっかり回復していること、自分の身体のことや好き嫌いがよくわかっていること、何度怒られて叱られても自分の石を変えることのない子どもの様子、逆に話を聞いていない子に注意してくれる子どもの様子、ケンカしたお友達と仲直りできるところ、波風が強くても動じずにSUPやカヤックを漕ぐ姿、船から大ジャンプをして1人で泳いで帰ってくるところ、日を重ねるごとに心を開いてくれてたくさん話しかけてくれるところ。
人間は強い、そう気づかせてくれて背中を押してくれた期間でした。
2つ目は「コミュニケーションの大切さ」です。
どのようにしたら効率よく1日のプログラムを回せるのだろうかという会議は毎日のように行われていましたし、インターン生同士で思っていることをしっかり伝えられる環境づくりをしていたので個々でものびのびできていたのだと思います。
子どもたちとの交流より運営側でのコミュニケーションの方が苦労してたくさんお叱りを受けましたが、徐々に雰囲気がよくなり動きやすい!楽しい!と感じることができたのは、やはり人と人との繋がりが強まったことが一番の要因だと感じます。
3つ目は「自分自身が堂々としていたり楽しめたりしているときはグループ内や全体の調子が良く、士気が上がる」ということです。
私自身、部活動や体育祭でキャプテンを務めたり任されたりすることは多々あり、リーダーシップはある方だと自負しています。しかしこの気づきは今までに感じたことがなかったです。
世界は自分中心には回ってはいませんが、自分のことは自分にしかわからないわけで。
自分がしたいこと楽しみたいことは尊重するべきなのだなと。
そしておのずと結果がついてくるのだなと。
就活を進める上でも、生きていく上でも、私が大切にしたいことはこれに直結するのだと気づけた今、胸を張って生きていける自信があります。
数多くの気づきや収穫があったのはそれと同等、いやそれ以上の苦労や努力、ハプニングあったからに違いありません。
うまくいくことばかりではなかったけれど、みんなと乗り越えたこの2週間は私にとっての財産です、一生の思い出です。
応募してよかった、参加して本当に良かった。
出会いに感謝です。ありがとうございました!