ざっきーコーチ(宇都宮大学)|2021年インターンシップ体験記

まず、感想文を始める前に、2 週間ありがとうございました。

今思えば、本当にあっという間で、かけがえのない 2 週間になりました。

「私は子どもたちに何ができただろうか。」私自身も小学生のころ、少年自然の家でのキャンプに参加したことがあり、そのときのお姉さんに憧れがありました。

この「私もお姉さんのようなかっこよいコーチになりたい」という思いがインターン参加の動機でした。

しかしこのような思いは持っていたものの、私は子どもたちにほとんど何もできず、むしろ子どもたちから与えられ、教えられることしかなかったと感じます。

特にこの思いは、インターンはじめのころに私の心に重くのしかかっていました。

しかし、4 日目の夜に、はやとさんからの「子どもたちが無事に寝ることができたら、それでOKだから」という言葉にはっと させられました。

確かに安全が最も大事であるし、楽しませることが得意なインターン生はたくさんいます。

だから私は、子どもたちが水に入っていないか、危険なことしていないかなどを重点的にみてきたつもりです。

誰一人、大きなけがなどがなく、無事にこのサマーキャンプを終えることができて、心の底から良かったと思います。

また、子どもたちはずっと元気で、無邪気で、「なんで?」「どうしてダメなの?」が口癖。

私は、子どもたちのような、強い好奇心を忘れていたように思います。たくさん元気や感動をもらいました。

特に、来た時は泣いていた子が、とびきりの笑顔で帰って行ったときは、 感動してしまいました。
思い出の一部分に関わらせていただいたことを、本当に感謝しま す。

また、インターン生、BSC のスタッフ、コーチにも大変お世話になりました。

インターンに来たとき、周りのインターン生はテキパキ行動できるのに対し、自分は何もできないことに、ふがいなさを感じ、「辛い」「自分は何をしているのだろう」という感情でいっぱいでした。

そのため、子どもたちが主役のサマーキャンプであるのに、子どもたちを 気にかける余裕がなく、自分のことだけで精一杯になっていました。

そのうえ、何をしたらよいのか分からないのに、私は「何をしたらよい?」とすら聞けませんでした。

「分からなかったら聞く」という当たり前のことすらできず、たくさん迷惑をかけていたと反省しています。

しかし、私が胸中を明かしたとき、夜にみんなで話し合ったとき、たくさんのインターン 生が共感をしてくれたり、アドバイスをしてくれました。

このとき、「仲間っていいな」と 感じました。

今までの私は、どこか、人が苦手なところがありました。

しかし、やっぱり助 けてくれるのは仲間だし、みんなと親しくなり始めると同時に、少しずつ子どもをサポートするという本来の役割もできるようになっていきました。

と同時に、コミュニケーションの 大切さも身に染みてわかりました。

コミュニケーションをとれば、ほとんどの悩みが解決さ れたからです。

コミュニケーションの大切さと仲間のすばらしさを感じた 2 週間でもあり ました。

また、私がいた 2 週間は、ほとんど毎日が雨でした。

そのため、子どもたちが大変なこと はもちろん、カヤックや SUP などの時間変更や室内レクリエーションへの変更が多く、よ り臨機応変な対応が必要でした。

私は先を考えて行動することができず、助けられることしかありませんでした。

しかし、最後の何日間は、ようやく色々なことが分かってきて、自分 の中では少しずつ考えて動けるようになったと思います。

また、子どもたちの前での説明も、 自分基準では、少しずつうまくなっていったと思います。

これは、周りのインターン生、サブリーダー、BSC のスタッフさんが人格者だったからだと思います。

本当に感謝と尊敬で いっぱいです。

気遣いの神のインターン生、よく笑い、明るく場を盛り上げてくれるインターン生、1 人 1 人に寄り添うことが上手なインターン生、仕切るのがうまく、子どもとの接し方が上手なインターン生、思ったらすぐ行動して全体を仕切ることができるインターン生、感情のブレがあまりなく、いつも冷静なインターン生。

たくさんのことを学ばせてもら いました。いつかまた会ったら、恩返しさせてほしいです。

最後に、何にも代えがたい経験、思い出を提供してくださった BSCのみなさま、サブリーダー、子どもたち、そしてインターン生に心より感謝申し上げます。