「水辺の防災 レスキュー検証会」 「浜名湖むらくし海の駅」 に参加してきました |
救助艇 レスキューゲート「PSG5.5」 |
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6月の浜名湖「静岡県立三ケ日青年の家」での事故を受け
9月14・15日に「水辺の防災 レスキュー検証会」が「浜名湖むらくし海の駅」で開催され、
弊社も「PSG5.5」を持って参加させていただきました。
「世界の水事故ゼロ運動」の講演
(水の事故ゼロ運動推進協議会 細井氏) や
「救助艇に求められる機能と実際」の講演
(日本舟艇協会理事・日本東京海洋大学研究員 菅澤實氏)
があり、先進ニュージーランドにおける活動の事例や米国コーストガードの救助艇基準・理想の救助艇についてのお話など
大変有意な講演を聞くことができました。
特に、菅澤氏からは講演の中で「PSG5.5」のスライディンゲートについても解説下さり、
「現在 最も理想に近いレスキュー艇」 とのコメントまで頂きました。 |
現在の日本において 小中高校などにおける自然体験、特に水辺・海浜活動には
大変大きな意義があります。
2009年5月の「国立大隈少年自然の家」での漂流遭難事故や「静岡県立三ケ日青年の家」での
事故があり、
当然、全国の各施設等でも水辺・海浜活動の基準や安全対策の見直し・訓練の再実施等が行われていますが、
実際の日々の運用の場面においての判断は大変難しい事で「中止」の方向へ進まざるを得ないという惧れもあります。
重要な意義がある水辺・海浜活動を今後も安全に実施していくためには、
活動基準、安全対策、訓練の継続はもちろんですが、
最終防災手段として、保安庁や消防のレスキュー隊員のような特別な人間でなくとも
人を救助することのできる
レスキュー艇を配備することが必要です。
救助艇で活動の監視・指導はできますが、監視艇で救助できるとは限りません。
全く別の物であるという認識が必要です。
「大隈少年自然の家」でも監視艇が救助艇としての要件を全く備えていなかった事が原因の一つとして報告されています。
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