ゆうきコーチ(西南学院大学)|2019年インターンシップ体験記

私がBSCでのインターンシップについて知ったときは、すでに研修会が終了しているときでした。しかし、このインターンシップに参加させていただき、たくさんの出会いと学びを得ることができました。これもBSCのスタッフの皆様やここで出会ったインターン生の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

私は他社のインターンシップに参加したことがありますが、このような教育系そして自然と触れ合うことをテーマにしたインターンシップは初めてでした。難題ばかりで大変な2週間でしたが今となっては、とても有意義な時間だったと考えています。というのもこの2週間はこれまでに経験したことがないことを体験できたからです。

 一つ目は、子供とのかかわり方です。子供だけでなく人の性格や言葉の受け取り方は三者三様です。そのため、子供を叱るときは言い方や言葉遣いに苦労しました。子供は自分が考えていたよりも純粋で繊細です。
強く言いすぎてしまえば距離を取られてしまい、理由もなくただ「決まりだから」という言葉では絶対に納得してもらえず、なぜその行動がダメなのかを相手にわかりやすく説明しなければなりません。またそのほかにも、子供に対する指示です。同じ大学生であるインターン生には、一度にたくさんの指示を早口で言っても伝わりますが、同じような形で小学生に指示を出しても絶対に伝わりません。
初めの3日間は仕事の多さに圧倒されてしまい、上記の内容に気づかず同じ内容を繰り返し指示してしまい、結果として余計に時間がかかっていたことをしていました。初対面の小学生やサブリーダーである中学・高校生と生活することは大変なことばかりでしたが、毎日が新鮮でした。また、参加した小学生の中には日本語が話せず中国語や英語でしかコミュニケーションが取れない子もおり、自分の語学力が不足していることを知れたいい機会でもありました。

 二つ目は、人を頼るということです。自分は人とかかわるのが苦手で、何でも一人で片付けようとします。そのため、状況把握をしてほかの人に仕事を振るのにとても苦労しました。自分の考えをうまく人に伝えることができず、余計に周りの人を混乱させてしまうこともありました。
その際には、そのことができてないと指摘するだけじゃなくアドバイスまでくれたインターン生に出会えたことは貴重なことでした。一朝一夕にできることではありませんが今後の人生において大きなヒントを得ることができたと思います。

 三つ目は、計画性を持って行動できていなかったことです。当日の予定表は前日のミーティングの時に配布されます。初めのころは記入されていた時間通りに動けばよいと考えていました。しかし、子供たちは予想以上に移動に時間がかかっていたりし無駄な時間が生まれているときもありました。自分はあまり貢献できなかったことは残念ですが、日数を消化していく中、話し合いでうまくプログラムを進める方法を確立できるようになったと思います。

 インターン中にたくさんのことを学ばせていただきましたが、その中で課題も浮かび上がってきました。それは、イレギュラーなことが起こった時にうまく対処できなかったことです。プログラムの時間管理を行う役を担当していた時のことでした。いつもと違う動きをしなければならず、上述のように人に自分の考えを伝えるのが苦手であるため、今後の動きをうまく説明できずほかの人からの助言もうまく生かすことができずに時間だけが過ぎて行ってしまいました。埒が明かず解決策として、一部の最重な内容をインターン生に教え、あとは各自自由に行わせるという内容でした。そのやり方を行ったほうが確実に回せていたと思いますが、ほかの人に負担のしわ寄せがいき、あまり良いやり方ではなかったと思います。

 このようにBSCでのインターンシップは、たくさんのことを学んだだけでなく自分が克服しなければならない課題も見つけることができた2週間でした。初めはわからないことばかりで周りの人の手際の良さに驚き最後までやり遂げることができるか不安でしたが、周りの人の手助けもありできることが増えていった喜びや楽しさ、そして課題に直面した時に今の自分ではどうすることもできない無力さを感じつらいこともありましたが大きく成長できた日々でした。インターンは終わってしまいましたが、ここで出会った人々に感謝し学んだことは今後の人生に生かしていけるよう日々何事にも挑戦していきたいと思います。このような経験をさせていただいたBSCのスタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。