おゆコーチ(名城大学)|2019年インターンシップ体験記

インターンの二週間は一日一日が充実していて、でも振り返ってみるとあっという間で不思議な感じがします。

思い返すと本当にいろいろあったなと思いますが、私がこのインターンで学んだことは大きく分けて三つあります。

一つ目は、どの個性も本当に素敵であるということです。子供たちも大人である私たちコーチもいろいろな人がいます。

得意なことがあれば苦手なことがあって当然です。

キャンプでは子供たちが出来ないことを友達同士で協力して乗り越える姿を何度も見ました。

話し合い、できることで手を差し伸べてあげられることの尊さを子供たちを見て改めて考えさせられました。

また、子供たちに同じように働きかけをしてもそれぞれ反応が違い、四苦八苦していましたが、コーチ同士で共有したりアドバイスしあったりする日々を通して、みんなの子供たちの個性を認めて一人残らず寄り添おうとする愛ある姿勢に温かさを感じました。

二つ目は、メリハリをつける大切さです。

インターン前に想像してたよりもはるかに子供たちはまっすぐでとてつもなくエネルギッシュで、目の前のことに全力です。

子供たちにとって最高のキャンプになるよう、基本的には一緒になって全力で楽しむよう心掛けました。

しかし危険なことをしたとき、人としてしてはいけないことをしたときは責任ある立場として注意する必要があります。

その子の目を見てどうして叱っているのか、なぜそれがだめなのかを伝えるように意識しました。

一方的ではなく話し合うようにすると子供たちは考えて理解し、素直に応えてくれます。

そのあとはすぐ切り替えて楽しむことも意識しました。遊ぶときも叱るときも真剣にやる。

つい忘れがちなこのことを体感をもって学ぶことができ、貴重な体験となりました。

三つ目は、視点の違いによって物事や一日の感じ方が違うということです。

コーチの中にはタイムキーパーがいたり、班ごとにリーダーがいたり、本部での仕事をする人がいます。

タイムキーパーの時は柔軟にそしてスムーズにスケジュールが進むよう考え、わかりやすく指示を出す難しさがあり、リーダーには子供に向き合いながら同じ班のコーチたちともしっかりとコミュニケーションをとることが求められます。

本部の仕事でカメラを構えた時は、せわしなくて見つめていられない子供たちの笑顔はこんなにも眩しいんだと気づかされました。

どの役割の時も周りを見て動こうとしていましたが、驚くほどに一日の感じ方が異なりました。

いろいろな役割を担ってみて、考えることも違えば三者三様に難しさがあり、工夫が必要でした。

しかし、どの役でも大きなやりがいを感じましたし、みんな同じ目標に向かって頑張っているということがお互いに信頼を生み、違う役割の人の動きを理解し協力しようとする雰囲気が、頼り頼られる関係性を築いていけた理由なのではないかなと思っています。

きっと社会に出てからもこのようなことはたくさんあると思いますが、視点が違っても相手のことを想像し、思いやることで一体感が生まれて組織がうまく回っていくのではないかなと思っています。

きっかけは、BSCのホームページの「冒険ある人生を」という言葉を見て心動かされ、引き込まれるかのように応募欄の志望動機を書いたことからでした。

二週間を終えた今、そのときめきの答え合わせが出来たように感じます。

全力でやることで生まれるうまくいかなかった時の悔しさ、毎日に新しい気づきがある新鮮さ、仲間を信頼できる幸福感。あの時、直感に身を任せ飛び込んでよかったと心からそう思える環境がBSCにはありました。

最後にBSCの皆さん、そして一緒に濃すぎる二週間を過ごした仲間たち、出会いのすばらしさに気づかせてくださりありがとうございました。みんな大好きです!!!