「冒険ある人生を。」
大学の掲示板でこの言葉に惹かれて、私は迷いなくすぐに応募しました。
私の大学生活は、授業を受け、アルバイトをし、時には資格勉強に励むという平凡なものでした。
大学3年生になり、就職活動を控えているときに「自分って何だろう。」という感情が常にありました。
私自身、大学生活の中でこれといった自分が成長できたと思う経験をしたことがなく、自分を見つめ直す機会もありませんでした。
そのため、「自分を成長させたい。」「刺激のある経験をしたい。」といった想いが強くありました。
この想いを抱えたある時、大学でBSCのことを知った時は運命ではないかと思いました。
勢いで応募し、インターンに参加することが決まった時は、正直なこと言うと不安な気持ちが大きかったです。
しかし、2週間のインターンを終えた今、「このインターンに参加して本当に良かった。」と心の底から思います。
インターンを終えた今でもワクワクした感情が残っています。
もちろんただ楽しいだけではなく、しんどいと思うときもありました。
しかし、自分がしんどい時に支えになったのが同じインターン生、そして子どもたちの存在です。
自分がリーダーを経験した時、正直なこと言うと「子どもたちをいかに上手くまとめてうごかせるか」、「いかにスケジュール通りにすすめることができるか」という考えだけをもったまま動いていました。
しかし、その日の夜同じグループだったインターン生に自分の行動についてフィードバックしてもらったところ、「もっと同じグループの仲間を頼ったほうが良いよ」とアドバイスをしてくれました。
その時、私は自分がリーダーしていた時のことを思い出すと「リーダーなのだから自分1人で上手く成し遂げなければならない!」という責任感が強くあり、同じグループの仲間に頼るのはよくないという思考がありました。
実際のところ、1人だけでは全体を上手く動かすことの難しさを感じていました。そのため、アドバイスをくれたインターン生の言葉によって何か救われた気がしました。
この時から、リーダーとは「1人の力ですべてをこなさなければならない役割」から「全体の状況を考えて仲間を動かす役割」という位置づけになり、この思考の変化はリーダー経験をしたことがなかった私にとって大きな進歩だったと思います。
このインターンに参加するインターン生は様々なバックグラウンドを持っており、私にはない素晴らしい経験や知識、価値観を持っていました。
今回のインターンに参加した仲間を心から尊敬しています。私は、今回このインターンに参加した仲間たちだからこそ自分を高めることができたと思います。
そして、このインターンを乗り越えられたのは子どもたちのおかげです。
子どもたちはいつも無邪気で素直でした。楽しい時は思い切り笑って楽しんで、嫌だと思うときは嫌だと言って、悲しいと思った時は泣く。
大学生の私にとってこんなに素直で純粋な子どもたちがとても輝いて見えました。
「コーチ一緒にご飯食べよう!」「寝るとき一緒にいてよ!」「自由時間の時一緒に遊ぼうね!」と言われたときは本当に嬉しくて、しんどいと思うときがあっても子どもたちの言葉が私を頑張らせてくれました。
子どもたちの存在が私の原動力になっていたと実感しています。
平凡な大学生活を送っていた私にとってこのインターンはとても刺激的で吸収するものがたくさんあり、今までこんなに濃くて充実した2週間はなかったと言えます。
この2週間の経験は私にとって宝物です。このインターンシップに関わっていた全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
私に素晴らしい経験を与えてくださり本当にありがとうございました!