まゆコーチ(千葉商科大学)|2023年インターンシップ体験記

BSCでの2週間のインターンを終え1週間が経過した今でも、私は自分が得た力や自覚した自身の改善点などをすべて把握しきれずにいました。

ですが、そう思うほどにBSCでの経験は私にとって大きな意味を持つことになったと、確かに感じています。

私がこのサマーキャンプに参加したきっかけは、長い夏休みを活用し経験値を増やすような活動がしたいと考えていました。

そしてその中でこれから人とかかわっていくために重要な協調性やコミュニケーション力などを身につけたいとも考えていました。

これは今まで自分が人と関わる際に受け身に回ってしまい意見を出だせないなどの自身の欠点を改善したいと考えての、インターンでの目標でした。

そしてBSCにて2週間を過ごした結果、私は多くの改善点を発見することとなりました。

まず私は、キャンプのプログラム進行中に自分が現状でわからないことを、先導してくれているコーチに質問できずにいました。

わからないということを、まるで悪いことかのように捉えて、怒られるのではないかと質問すること自体におびえていたからだと思います。

ですが、毎日行われるミーティングの際に社員さん方やOBコーチの方に、質問することは良いことであると教えられて、わからないことは聞き、出来なかった時に頼るということは、まず良し悪しではなく、次の機会で失敗しないためであると気づくことが出来ました。

そして1日1日を過ごしていく合間に、自分が得てきたものを今度は新しく来たコーチに伝える時が来て、私は自身のコミュニケーション力の不足を痛感することとなりました。

プログラム内での大まかな流れを説明する時に、私はとにかく内容をきちんとすべていうことに必死で、伝えるというよりはただ一方的に話すような形になってしまい、十分なコミュニケーションがとれていませんでした。

ですがこれはきっと今気づけただけで、今までの人生でも繰り返してきたことだと考え、もう繰り返さないためにどのようなことに気を付ければより分かりやすく伝わるのかなどを考慮し、再度メモなどを活用して説明をするなどしました。

結果完全に正確に伝えることはできませんでしたが、自身の行動を振り返って改善に取り組むことができたことは、この先人と関わってコミュニケーションをとる際必ず役立つ経験になったと感じています。

さらに今回私は、今はもう目指すことをやめた教師になるという夢についても、もう一度考えることが出来ました。そしてそれにはキャンプで一緒に過ごした子供たちのおかげであると感じています。

教師になるという夢は中学時代から感じ始めていた、教職という職業をとっている人たちへの憧れや尊敬から抱いたものでした。

ですが、教師を目指すには自分は教師という職業への理解や意思の強さも足りておらず、高校にて教師になることは諦めるという結論に達していました。

ですがこのキャンプで実際に子供たちと過ごしていく中で、教えて導く立場にはどのようなことが必要なのかを、自分なりに解釈することが出来ました。

1日過ごすごとに、子供たちの出来ることが少しずつ増えて得意げになって満喫し、また出来たことをほかの子に共有する姿を見ると、まるでそれが自分にできたことのように嬉しく思い、安心したような満足したような気分になりました。

また最初にあった時は、私を警戒しているような雰囲気のあった子も、最終日になり帰るときには楽しそうに笑顔で手を振りながら、まゆコーチまたね~!と言われたときは、大きな達成感を感じることが出来ました。

子供たちから学ばせてもらったことは、きっとこれからの将来について考えるための大きな意味を持つ判断材料になると思います。

いまだここに書き起こせていないことはたくさんあると思います。

ですが、それらもこれからまた大学生活を過ごす中でBSCでの2週間を振り返り、また新たな意味を見つけていけたらと考えています。

私の人生にこれまではなかった様々な気づきや感動が、この2週間では多く得ることが出来たと思います。

7/23から8/6までの約2週間一緒にいてくれた皆さん、一緒に楽しんでくれた子どもたち、本当にお世話になりました。

ありがとうございました。