「子どもの人生のターニングポイントをつくりたい」私にとって琵琶湖で過 ごした2週間はそれを果たすことができているのかを自問自答する毎日でした。
しかし、期間中その答えを出すことはできませんでした。
子どもたちの笑顔は忘れることができないくらい輝いていましたが、彼らの人生の一部にキャンプが刻まれて、かけがえのないものになったのか全く実感が湧かなかったからです。
そのことがキャンプ中の私に大きな不安を与えていました。
しかしインターンを終えた今、自分が人生を見つめ直した瞬間は体験と大きく時間差があったことに気がつきました。
小学生は目の前のことに全力で向き合い、たくさんの「楽しい」や「好き」に出会う時期です。
そのため、きっと彼らはもう少し時間をかけてこの夏のキャンプに参加した意味を感じ、自身の人生に生き ていることに気づいていくのでしょう。
そう考えた時、私が子どもたちに全力 で向き合った時間には大きな意味があって、誰かの人生に彩りを与えることが できたかもしれないと思うことができました。
スポーツや私が大学で学んでいる芸術は生きる上では必要ないと言う人がいます。
確かにそのような考え方もあると思いますが、それらは確実に人を成長させ、人生を豊かにすると私は信じています。
スポーツや芸術などの「人間を人間たらしめるもの」に携わる仕事は目先の結果だけを求めるのではなく、広い視野を持ちながら長い目で物事をみる力が必要なのだとこのキャンプを通して学びました。
これから社会に貢献する上で焦らず丁寧な仕事を心がけること、そして情熱をもって人と向き合うことを忘れずに生きていきたいと思います。
また、このキャンプでは子どもたちだけでなく、インターン生やBSCの方々からも多くのことを学ぶことができました。
大学とは全く違った環境で、自分にはないパワーと情熱を持つ人に圧倒される毎日でしたが、自分を見つめて高める貴重な機会にすることができました。
みなさんと同じ場所で同じ目標に向かって切磋琢磨できたことを嬉しく思います。
最後になりますが、2 週間大変お世話になりました。このキャンプで出会ったすべての方々に感謝申し上げます。
ありがとうございました。