あすかコーチ(追手門学院大学)|2019年インターンシップ体験記

「これはもうやってかれへん」

来て早々そう感じました。いつもとは見慣れない景色や環境、そしてそこを2週間という長期間過ごせるかすごく不安でした。

今回、私がこのインターンシップに参加させていただいた理由は友達に誘われて楽しそうという気持ちだけで参加させていただきました。

子どもと触れ合いたい、自分の将来のためスキルアップしたいそんな気持ちは正直全くありませんでした。

そんな楽しそうという興味で来たBSCのインターンシップ。

来て早々そうたくさんの子どもたちがもういました。
そしてそこにはもう子供たちとの仲を深めた前半のインターン生もいました。
前半のインターン生の方たちはもう子どもたちとの距離を確実に深めやるべき仕事をきちんとこなしているその姿を見て自分はこれから2週間本当にここでやっていけるのかも不安で仕方なかったです。

その不安はまさに的中し、最初の1週間はほぼ毎日のようにしんどくて泣いていました。
流れがつかめない、子どもにどう叱ったらいいいのかわからない、やっていけるかわからない。
わからないことばっかでわからない自分が情けなくて悔しくて。
他のみんなはもうちゃんと動けてるのに自分だけなにしてるんやろ、どうしたらいいんやろってすごく感じました。
そしてある日全体ミィーティングあり、私たち後半組が全く動けていないという指摘を受けました。

正直、一言で言うと悔しい。この言葉につきます。
そこまで言われる筋合い無いと思う一方でたしかに前半の方よりも自主的に動けていない。
悔しいのと積み重なったストレスで号泣しました。
そんな時、手を差し伸べてくれたのは今回ここで出会うことのできたインターンシップ生でした。

夜中まで話を聞いてくれて、もっとこうしたらいいんじゃないとかここはこうだと思うとかたまにはしょうもない話しもしながら出会って間もない私にたくさんのアドバイスをくれました。

前半と同じサマーキャンプじゃなくていい。
私たちなりの子どもに楽しんでもらえるサマーキャンプにしよう。

そこからそう思えるようになれば自然と子どもたちとの距離もつかむことができ、カヤックの仕方だったり施設の案内、カフェテリア体験などの機会を使って子どもたちの前に立って何かをするということに不安や嫌と思う気持ちは薄れていきました。
そこで思ったのは子どもたちってすごく素直だなということです。

自分が頑張ったりその子に対してきちんと向き合った分ちゃんと子どもも自分と向き合おうとしてくれる。

私は今まで子どもが正直苦手でした。
どう接していいかわからないし怒って嫌われたら嫌やしとか思ってました。
けどそれは子どもに自然とわかるもんなんやなぁと。
その子を思い注意したことなら子どもたちはちゃんとそれを分かってくれる。
ある意味大人だなとすごく感じました。

「やるんだったらとことん真剣に向き合う。」

これは私がこのインターンシップを通じて1番感じたことです。それは子どもたちと向き合うこともそうだし自分の今ある課題についても向き合うこともそうです。
この2週間ほんまにこんな一日って濃かった?って言うくらいいろんな課題がありました。

ホームシックで泣く子も喧嘩して泣く子も。

けど一人一人そしてひとつずつ不器用でも真剣に向き合うことで認めてくれる人は必ずいる。

嬉しかったことも辛すぎて泣いたことも悔しかったこともたくさん笑ったことも全部全部ひっくるめてここにこれて良かったと心の底から思えるインターンでした。

全国各地から来た素敵な仲間やいろんな子供たちと触れ合える貴重な経験をくれたBSCに感謝します。