かんなコーチ(立命館大学)|2020年インターンシップ体験記

2週間のインターンで、本当にかけがえのない貴重な経験をさせていただきました。

このインターンには友人に誘われたからというのと、「国際子どもサマーキャンプ」というネーミングに惹かれたという簡単な動機で応募しましたが、本当に参加させていただけて心の底から良かったと思っています。

もし応募していなかったら私の夏はどうなっていただろう…と思うとゾッとします。
インターンが始まる前は「キャンプに参加する子どもたちに楽しい夏の思い出をつくってあげたい!」と思っていましたが、このキャンプで一番楽しんだのは私なのではないかというぐらい、本当にめちゃくちゃ楽しくて充実した2週間でした。

インターン中は子どもたちの自由な発想や着眼点がとても刺激的でした。

「何で?」「どういう意味?」といろいろな疑問をぶつけてくる子供たちに対してうまく説明することができずハッとさせられ、たくさんの発見をくれ、本当に面白かったです。
特に印象に残っているのが、「何で大人のいうことを聞かなければいけないの」という質問でした。
これはある夜に子供たちに早く寝なさいと指示しているときに小学3年生の女の子に言われた言葉です。

この質問は私が小さいときに周りの友人がよく発してきた言葉でしたが、自分が言われる立場になってまさかこんなに衝撃を受ける言葉だとは思いませんでした。
自分が大人であるという自覚がなかったのですが、小学生からは私は大人に見えるのかということに不思議な気分になりました。

確かに私も小学生の頃は20歳前後くらいの大学生たちは大人に見えていましたが、実際はそんなに大人ではないということは今になって気づいたことです。
キャンプ中に子供たちに「帽子をかぶって」「マスクを着けて」「琵琶湖の中に勝手に入らないで」などと色々な指示を出しましたが、どれも子供たちの安全のために指示を出していました。

大人の言うことを聞かなければならないとう点は必ずしも正しいとは言えませんが、今は自分たちの指示には従ってほしいという気持ちとの間で大きな葛藤が生まれました。
もし次に同じ質問に出会った時にはもっとうまく返せる私でありたいです。

この2週間でたくさんの人と出会って、話すことは本当に面白かったです。
子供たちだけではなく、インターン生やスタッフの方々との会話も自分とは全然違った価値観をそれぞれが持っていて、どれも刺激的で勉強になりました。

校長とも話をさせていただいて、BSCを立ち上げ始めの頃に校長が韓国まで行ってキャンプに参加しないかと子供たちを勧誘したという話も破天荒で面白かったです。

本当にあっという間の2週間で、今もずっと余韻に浸っています。私と関わってくれたすべての方に感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました!