もう辞退されない内定者研修とは?内定者が内定者研修に求めるたった3つのこと

少子化の影響などさまざまな要因はありますが、2020年卒業者を対象とした調査では、就職内定辞退率は65.2%にもおよびました。
出典:リクルート 就職みらい研究所 就職プロセス調査 (2020年卒)【確報版】「2019年12月1日時点 内定状況」 

内定辞退率の増加により企業では、内定者研修を取り入れることが多くなっています。

ただ、やみくもに内定者研修を実施すればよいというものではありません。というのも、内定者研修に失敗してしまえば、内定辞退者を増加させてしまい逆効果になってしまうからです。

そこで注目したいのが「効果のある内定者研修」です。

本記事では、内定者が内定者研修に求めるたった3つのこととして、

  • 内定者が内定者研修に何を求めているのか
  • 内定者の声を受け、どのような内容の内定者研修にすべきか
  • 交流できる内定者研修はどのようなものなのか

について、詳しく解説していきます。

内定者辞退を防ぐために効果的な内容になっておりますので、ぜひご一読ください。

内定者が内定者研修に求めるホンネ

企業から内定をもらったものの、内定者にとって不安に感じることが多くあります。

  • 周りの内定者と仲良くなれるか
  • 入社する企業で安心できるか
  • 入社後の仕事内容を知りたい

などが、不安に思う理由としてあげられます。
どのようなことなのか、詳しく解説していきます。

周りの内定者と仲良くなりたい

人間だれしも初対面の人と打ち解けてうまくやっていけるのか、不安に思うのではないでしょうか。
企業内定を受けたものの、この先やっていけるか不安がある内定者にとって、同期は心強い味方にもなります。

学生から社会人になるので、初対面の同期と何か仲良くなれるきっかけが欲しいのです。
同年代ですから、きっかけがあればすぐに打ち解け合えるでしょう。
1人では不安なことも同期となら悩みを打ち明けたり、相談に乗ったりすることで一緒に乗り越えられます。

今から入社する企業で安心できるか知りたい

内定者には、将来的に自分はやっていけるのかという漠然とした不安があります。
就職活動を行う際、企業に関して調べたつもりでも実は知らないことだらけだからです。
今現在進行している感染症もその原因のひとつではないでしょうか。

「今から入社する企業で将来の自分は安心できるのだろうか」「職を失うことになってしまったら…」といった不安があります。
入社する企業が安心できると知れば、不安も和らぎます。
内定者が不安を拭い去ることができたら、内定者辞退を防ぐことも可能です。

入社後の仕事内容を知りたい

内定者の多くは入社後の仕事内容を、できれば早めに知りたいと思っています。
というのも、「自分のスキルが仕事の内容に見合うものなのか」「仕事の内容に自分がついていけるのか」といった不安があるためです。
 

内定者研修で仕事内容を知り、なおかつバーチャルな体験ができれば「大丈夫だった!うまくやっていける」と自信を持ってもらえるでしょう。
内定者が自信を持ってもらうことで、内定者辞退を抑止する効果が期待できます。

内定者の声から見る内定者研修に盛り込む内容

内定者の声があるからといって、ただ求めるものを盛り込めばいいというものではありません。

企業と内定者お互いが「適切に求める内容を提供できるか」が最も重要です。

ここからは、企業として内定者同士の交流や結束力を高め、社会人としての意識をもつために、どんな内容を盛り込めばいいのかについて解説していきます。

内定者同士の交流・結束力を高める

内定者が幼いころあったように、新しい環境に知った顔があることはほぼないでしょう。

内定者同士お互いがまったく知らない人ばかりです。

すぐに打ち解けられるタイプの人もいれば、なかなか打ち解けられず孤独感でいっぱいになっている人もいます。 

企業は、自分以外にも同期として「どんな新入社員が入社するのか」を伝えることが大切です

内定者も企業からの情報を得ることによって、例えば「同じ趣味の人だった」と気づくかもしれません。

企業は内定者同士がつながれるような環境を提供することが、内定者辞退を防ぐために重要です。

社会人としての意識を高める

内定者も社会人になればいつまでも学生気分というわけにはいきません。

企業は内定者研修に社会人としての意識を、高めるプログラムを盛り込んでみましょう。

当たり前のことですが社内はもちろん、取引先に失礼があるようでは会社そのものの信用を失ってしまいます。 

例えば企業内実績を引き合いに出し、先輩たちが行ってきたことを伝えるのもひとつの方法です

「自分たちにも社会人としてやっていける」と内定者の意識を高めることが内定者研修のポイントです。

入社後の仕事を想像できる内容を盛り込む

内定者は入社後、どんな仕事をするのか興味があるのと同時に不安になっています。

自分のスキルが仕事に見合うものなのか、想像し思い描けないからです。

内定者は不安なままだと入社当日を迎えるのが嫌になってしまうでしょう。 

内定者研修で具体的な「入社後の仕事に対するイメージを膨らませ想像できる」ようになれば、「がんばろう」という意識も高まります。

内定者の想像する将来の自分がマッチしているか企業は情報を提供し、イメージ定着の努力をしましょう。

内定者交流ができる内定者研修プログラム

同期同士が交流できる内定者研修プログラムを、ここでは2つご紹介します。

社会人としての一歩を踏み出す心構えを形成する上で、良質な交流をつくることはとても重要です。

  • チームビルディング研修
  • グループワーク研修

チームビルディング研修

内定者同士が初対面で緊張する場面が多く、不安なのが内定者研修です。

例えば同期が、

  • どんな人間なのか
  • 自分は打ち解けられるのか
  • 一緒に仕事をやっていけるのか

という不安が常に付きまとっているためです。

そんな内定者の緊張をほぐすためにも思い切って野外での研修をしてみませんか?

自分が経験したことのないアウトドアチャレンジを通じ、メンバー全員が「はじめての体験をやり遂げた!」ことを共有できれば、おのずと一体感が生まれます。

自然で質のよい交流が育まれ、内定者が思う「同期とこの先うまくやっていけるだろうか」といった不安が払拭されるでしょう。

BSCウォータースポーツセンターでは、企業の社員研修に琵琶湖でチームビルディングを開催しています。

一人ひとりが責任を持ち、自分の考えを持ってしっかりと行動しなければクリアできないプログラムなどが用意されています。同期同士の連帯感、チームにおいての達成感を学ぶには最適です。

グループワーク研修

内定研修にグループワークを取り入れる企業も多くあります。
就職活動のときとは違い、今後仕事を共に行う同期とのグループワーク研修は、またひと味違ったものとなるでしょう。

自分が弁論や議論をしたり発表をしたりしたことに対して、上司や先輩からのリアクションがあります。

内定者は社内での雰囲気を存分に感じられ、バーチャルな体験を通して入社前の緊張感がほぐれ内定者辞退防止にも役立ちます。

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社会人としての意識を高める内定者研修プログラム

ここではビジネスマナーや懇親会についてご紹介します。
企業と内定者お互いが求めるプログラムは必ずしも決まっていません。
「目的にマッチしているプログラムはどれか」を意識しながら取り入れてみましょう。

社会人ビジネスマナー研修

社会人にとってビジネスマナーはとても重要です。
企業内の人間関係はもちろん、取引先や得意先に失礼があってはならないからです。
企業としての信用が失墜しないためにも、内定者研修に社会人ビジネスマナー研修を積極的に取り入れましょう。
 

名刺交換のルール・電話応対マナー・メールの作り方・言葉遣いに至るまで学び、心構えをもつことによって、内定者に「いよいよ社会人なのだ!」という意識が芽生えます。
内定者研修を通し疑似体験することで、社会人となるポジティブな意識を高められます。

内定者懇親会

内定者懇親会は、同期・先輩社員・上司との交流が目的です。
社会人としての上下関係が学べ、内定者が一番不安を感じる人間関係について良好なものとさせます。
活発なディスカッションやコミュニケーションがとれ、豊かで良好な人間関係を築く素地になるでしょう。
 

内定者にとって最も不安を感じやすい人間関係に対して、悩みが解消されれば内定者辞退の抑止にもつながります。
企業は内定者に「この会社に入社することになるんだ!頑張っていこう!」という気持ちを持ってもらうことが大切です。

職場の雰囲気を知るなら「職場見学・体験」を!

企業では内定者に職場見学や仕事体験させるプログラムを、積極的に取り入れることが多くなりました。
あらかじめ社内の雰囲気を知ってもらえ、内定者辞退抑止効果が期待できるからです。
 

緊張や不安でいっぱいな内定者にとって、職場見学や体験は企業を知るまたとないチャンスになります。
社内で先輩たちがどのような仕事をしているのか知れば、自分たちの将来が具体的になるからです。
具体的なビジョンがみえれば、前向きな気持ちになれるでしょう。

同期のつながりが強ければ内定者辞退のリスクは減らせる

企業が内定者研修を実施するなら、おさえておきたい「内定者辞退のリスクを減らす」方法についてご紹介しました。
内定者辞退のリスクを減らすには、内定者が職場の雰囲気を知ることはもちろん同期同士のつながりです。
「一緒にやっていくんだ」といった仲間意識をもつことが大切です。
 

内定者がチームビルディング研修を行い、通常では体験できない「はじめての経験」を通して横と縦のつながりを持てば、一体感をもつことができるでしょう。

BSCウォータースポーツセンターでは、チームビルディング研修の提供が可能です。
琵琶湖での体験を通して良質なコミュニケーションの素地づくりをお手伝いします。お気軽にご相談ください。

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