チームビルディングについて本で学ぼう|おすすめの本を目的別に紹介

チームビルディングの本には、チームビルディングの基本や実施方法に関するノウハウが詰まっています

チームビルディングは、複数の人が集まって何かを成し遂げようとするときに役立つ取り組みの1つといえます。
この記事では、チームビルディングを取り扱った本について目的別に詳しく紹介します。
チームビルディングの立案や実施にぜひ役立ててください。

本を選ぶ前に|チームビルディングとは?

チームビルディングとは、さまざまなアクティビティを通して、チームで1つの目的に向かって取り組める状態を作るための手法です。
ここでは、チームビルディングが行われる目的と手法、効果について詳しく解説します。

チームビルディングの目的

チームはただ作っただけで、うまく機能するとは限りません
メンバーそれぞれの能力を発揮しながらもお互いの違いを受け入れ、尊重し合いながらコミュニケーションを活発化させる必要があります。
たとえ意見は違っても目標を共有し、建設的な意見を出し合える関係性を構築することで、チームのパフォーマンスを向上させることが目的です。

チームビルディングの手法

チームビルディングの手法にはさまざまなものがあり、その1つが「イベント」です。
社員旅行や飲み会など、メンバー同士が交流することで、お互いを知って関係性の構築に役立ちます。
楽しみながらできる「ゲーム」は緊張を解いて親睦を深めることができる手法です。

ほかにもメンバーが一緒にできるものとして、「スポーツ」や「アクティビティ」があります。
スポーツでは結束力や信頼感を育むことが可能です。キャンプなどのアクティビティでは、コミュニケーションを活発化させることができます。
また、「ワークショップ」では、与えられた課題に取り組み、成果を出す成功体験が得られるでしょう。

チームビルディングの効果

チームビルディングは、メンバー同士の距離を縮め、お互いの信頼関係を深める効果が期待できます。
協力して問題解決に向かえることで、チームの目標達成に効果を発揮します。コミュニケーションも活発化し、アイデアの創出にもつながるでしょう。

チームビルディングでは各自の能力や個性も認め合います。
メンバーのパフォーマンス向上やモチベーションアップも期待でき、目標達成にも良い影響を与えます。個人では得られないチームとして成功体験を得ることで、さらに目標達成意識を高められるでしょう。

チームビルディングに役立つ本を目的別に紹介

同じチームビルディングについての本でも、押さえておきたいポイントによって選ぶべき本は異なります。ここでは、目的別におすすめの本を紹介します。

チームビルディングの基本を学びたい

斉藤秀樹の最強組織を創るチームビルディング術

著者は日本におけるチームビルディングの先駆者であり第一人者です。
本書では、まずチームビルディングの必要性やチーム力、リーダーシップなどの基本理論を学ぶことができます。
さらに、チームを変革させる実践的な手法を8つのステップにわけて解説しています。
実際にチームビルディングを取り入れて成功した事例も紹介している一冊です。

チームビルディング 人と人を「つなぐ」技法

リーダーに必要な資質として、メンバーを集める方法、話しやすい環境をつくるための方法などが紹介されています。
その場の緊張を和らげる手法、メンバー同士でチームの方向性を考えるためのグループアクティビティも満載です。
チームをまとめるためのさまざまな方法を知ったうえで、リーダーとしての活動に応用できます。

理想とするチーム像を目指したい

チームが機能するとはどういうことか~「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ~

本書の著者はハーバード・ビジネススクールの教授です。
経営論やリーダーシップに関する分野が専門であり、世界で幅広くコンサルティングも行っています。
執筆した論文は多くの学術誌で取り上げられるなど注目度が高く、受賞歴もあります。
チームビルディングのなかでも特にチームの作り方やリーダーシップ力について学ぶことができるほか、学習力や実行力も養える内容が網羅されている本です。

あなたのチームは、機能してますか?

フィクションとしてチームビルディングを扱ったビジネス小説です。
業績不振のベンチャー企業に新しく迎えられたブルーカラー出身の女性が「競争における究極の武器はチームワークである」として会社を変革していく様子が描かれています。
主人公による「チームワーク作り」や「組織をダメにする状況」はビジネス書としても参考になる内容です。

Team Geek―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

ソフトウエア開発など、プログラマーとして活躍してきたGoogleのエンジニアが書いた本です。
実際に著者がチームリーダーとしてプロジェクトに従事した経験から、チーム全員が協力することの必要性やチーム作りについて紹介しています。
また、有害な人に対する対処法や組織的操作の技法など、エンジニア以外でも他人とのかかわり方の参考になる内容が盛り込まれています。

チームメンバーを育成したい

ピープルウエア

技術が必要とされるソフトウエア開発の業界においても大事なのは「人」という考えをもとに、1987年に初版が発行されました。
以降、時代の変化とともに新たな章が加わった第3版が発売されるに至るまで、ソフトウエア開発の現場で多くの共感を得てきた本です。
人に焦点を当て、6つの視点でソフトウエア開発業界の問題点に切り込みを入れ、生産性の高いチーム作りや人材育成を解説しているノウハウ本です。

メンバーの才能を開花させる技法

メンバーの才能や意欲を引き出すポイントとして、リーダーの傾向に焦点を当てた本です。
著者が世界のリーダー150人を分析し、メンバーの才能を活かせない「消耗型リーダー」と意欲や能力を引き出して好循環を生める「増幅型リーダー」の2つに分類しています。
メンバーの持つ才能を増幅させられる育成方法やマネジメント手法を学べます。

チームビルディング立案・実施の参考にしたい

研修アクティビティハンドブック

チームビルディングのなかでも、特に研修アクティビティに焦点を当てた本です。
基本理論やインストラクションのポイント、ファシリテーションに関する内容も網羅しながら、参加者の主体的に学ぶ力を引き出す研修アクティビティを50個紹介しています。
アクティビティは5つのシーン別に各10個ずつあり、実践ですぐに活用できるノウハウが詰まっています。

15分でチームワークを高めるゲーム39

ゲームを導入してチームビルディングを実施しようと考えているケースに適した本で、企業はもちろん、教育現場でも役立つ内容です。
ゲームを用いることでチームビルディングを成功に導くためのステップや、問題点などの基本理論も解説しています。
そのうえで実践編として、すぐに取り入れられるゲームが全部で39個、4つのカテゴリーにわけて紹介されています。

まとめ

チームビルディングは実践が大切であり、特にアクティビティは効果があります。
本でチームビルディングの基本を学んだうえで、実践してみましょう。

BSCウォータースポーツセンターは、企業や団体、学校向けのチームビルディング研修を琵琶湖で行っている施設です。
琵琶湖の環境を生かしたウォータースポーツやナイトハイクなど、多彩なアウトドア体験を用意しています。

社内研修やリーダー研修、新入社員研修、キックオフ時のチームビルディング、社員旅行など、ニーズによって適切なプログラムを選ぶことが可能です。
「はじめて体験」をチームで共有することで、良質なコミュニケーションが生まれるでしょう。

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