2020年度
インターンシッププログラム参加体験記

りかコーチ(立教大学)

私がこのインターンに参加に挑戦できたのはコロナのおかげです。
2020年の夏、私にはやりたいこと、計画がたくさんあり、去年からからプランを立てていました。
そんな計画がすべて ...

私がこのインターンに参加に挑戦できたのはコロナのおかげです。
2020年の夏、私にはやりたいこと、計画がたくさんあり、去年からからプランを立てていました。
そんな計画がすべてだめになり、モチベーションを失っていた時に、このBSCのインターン生募集のページにめぐり逢いました。

「冒険ある人生を」という言葉を見た瞬間、直感的に「これだ!」と思い、何一つ悩むことなく応募しました。
明確に何がやりたい、などはなく、挑戦したいという気持ちがほとんどでした。

行くまでの間、これまで子供と関わる機会が全くと行っていいほどなかったことを思い出し、不安でいっぱいでした。
到着すると、そんなこと考えている暇などなく、あっという間に2週間が過ぎていきました。

そんな充実した二週間で、BSCに参加してくれた小学生、サブリーダーとして一緒に頑張ってくれた中・高生、インターン生、OB・OGコーチ、その他すべてのコーチ、そして校長から多くのことを学びました。

最初は水が怖くて泣いていた子も、次の日には笑顔で「リカコーチ行こうよ!」と言っていたり、子供たちには驚かされることばかりでした。
小学生にとって、特に今回のBSCが初めてのキャンプという子たちにとって、サマーキャンプに来ると決断することは大変な勇気がいることだったと思うし、それを送り出す親御さんにとってもコロナウィルスのこともあり、大きな決断だったと思います。

そんな一人一人の冒険に関わらせてもらえたことを大変嬉しく思うし、また誇りに思います。
そんな小学生のみんなに、忘れられないキャンプの思い出を作ってもらうこと、安全に元気な笑顔で親御さんのもとにもどって楽しくお話をしてもらうこと、何か一つでも新しいことをできるようになって帰ってもらうこと、それらを目標に日々過ごしていました。
何が正しいのか、子供たちにとって何が一番いいことなのか、自分のやり方で本当にみんなが楽しんでくれているか、毎日自問自答し、不安でいっぱいでした。
しかし、日々子どもたちと接する中で、みんなの笑顔に毎日元気と自信をもらい、一日一日成長していく姿を見て、私自身も日々成長させてもらえました。

そして何より、ここで出会えたかけがえのないインターン、OG・OBコーチの仲間たちからたくさんのことを学び、またたくさん支えてもらいました。

BSCに参加しようと決めた理由は人それぞれ違い、その目的などもちがったと思います。
しかし小学生のみんなに安全に楽しい、忘れられない思い出を作ってもらうという目標は皆同じで、辛いときも悩んだときもミーティング後に集まってたくさん話し、それが私の心の支えになっていました。
みんな視野が広く、常に予測し動いていて、このインターンに明確な目標をもって来ている人がほとんどでした。
そんな人に囲まれ、最初の一週間は自分の目標の薄さ、視野の狭さに嫌気が差し、気分もどんどん落ちていっていました。

しかし、みんなと打ち解けて話していくうちに、私にとって完璧に見える人もなにかに悩んでいたり私にはわからない何かを抱えていて、どんな人も決して完璧なんてことはないし、それでいいんだと思うことができました。

見て学ぶこと、それを私はこれまで大事にしてきたし、自分の得意なことだとも思っています。
なのでその得意を伸ばしていこうと意識し、他の人よりも周りが見えるように、そしてそこからよりたくさんのことを吸収できるように行動しようと決め、残りの時間を過ごしました。
それを決めたこともあり後半の一週間は自分から積極的に子供たちの前に立って声を出したり、人より先に何かをするということが今までより簡単にできるようになりました。

周りの人と話す中で、大学生活において、また今後の人生について、自分のなかで悩んでいたことの答えが見えてきました。

一人一人違ったバックグラウンドを抱え、やりたいこと、考えていることもみんな違う、そんな2週間の生活を経て、「みんな違ってみんないい」、本当にその通りだなと感じました。

 
大切なことを学ぶことができた2週間。何より、この機会をくれたBSCのみなさん、そしていろいろなことを教えてくれた、考えさせてくれたコーチの皆さん、サブリーダーのみんな、小学生のみんなに心から感謝しています。
将来、このような素晴らしい体験を、学びをできる場所を提供できる何かを作りたいと思い始めました。
それに向けこれからもっといろいろなことを学んでいきます。

にっしーコーチ(東京大学)

今日で2週間のインターンシップも終わり、2週間という短い期間の中ではあるものの、数え切れないくらいの小学生や、中高生のサブリーダー、他の大学のインターン生たちと関わりました。

まず小 ...

今日で2週間のインターンシップも終わり、2週間という短い期間の中ではあるものの、数え切れないくらいの小学生や、中高生のサブリーダー、他の大学のインターン生たちと関わりました。

まず小学生の皆さんについて。

彼ら彼女らのエネルギーは無限大でした。
小学校を卒業してからはほとんど小学生と関わる機会というものがありません。

それ故にどれほどのパワーを彼ら彼女らがもっているのか、それを私はすっかり忘れてしまっていました。
ウォータープログラムで琵琶湖に入るとき、初めてライフジャケットを着た子、足のつかないところで初めて飛び込んだ子、初めてのカヤック。

様々な初めてを彼ら彼女らは経験しました。
その挑戦する心、新しいものに向かっていく姿勢は、大学生になり自重することを覚えた私が逆に取り戻すべき姿なのかもしれないと思いました。

小学生の皆さんと関わっていく中で自分が一番気をつけたのはいかに彼ら彼女らの視線に立てるかです。
そうすることで忘れかけていた新しいものへの好奇心・挑戦心を取り戻せた気がします。
はじめは怖くて飛び込めなかった子供でも覚悟を決め飛び込む姿、一度失敗したことから修正しパドルを漕ぐ姿などが私に教えてくれました。

また、小学生を対象にサブリーダーやインターン生が様々な遊びや講座のようなものを行う時間があるのですが、私はそこで謎解きを行いました。
謎解きは知識を問うものではなく、頭を柔らかくして考える問題です。

一生懸命に答えを考え、解けたときに喜ぶ小学生の皆さんの顔は忘れられません。
また、早く解けた子供には自分で問題を作ってもらったのですが、私が思いもつかないような発想で次々と問題を生み出し、いくつか解けなかったものもあります。
悔しいですがその思考の柔軟さは固定概念に囚われがちな私にとって、いい刺激となりました。
また彼ら彼女らの視点に立つことの一助にもなったように感じます。

次に、自分が強く印象に残っている、中高生のサブリーダーたちの姿です。
彼らは小学生時代にキャンプに参加し、今回は運営側として一緒に働きました。
短い参加期間の中で「次は何をしますか?」と聞いてくる受け身の姿勢から、「次このプログラムなので先に行って準備しておきます」や、「これを次にやるべきじゃないですか」など、自ら動いていくように変わっていったサブリーダー達の姿を多く見ました。

サブリーダーという名前ではあるものの、自ら率先し考えて”考動”する姿はリーダーそのものでした。
このサブリーダー達の姿に私は何度も助けられ、また鼓舞されました。
彼ら彼女らが成長できているならば私も成長できるはずと。
私にとってサブリーダー達は一緒に働く対等な仲間であり、また多くを学ぶことのできる師でもありました。

最後に他のインターン生やスタッフの皆様、全員様々な背景をもっており、私にない視点を多く学ばさせていただきました。
私は声が通りやすく全体を動かすことには自信があったのですが、その分個々人へのケアが足りず、ホームシックなどの子に気づけないような場面もありました。
しかし他のインターンコーチの中にはそういった子供をいち早く察知し、隣に駆けつけ話を聞いてあげるコーチもいました。
自分に足りない能力を他の人が補いあい学び合うことができたと思っています。
これは子供を見る場面だけではない、仕事全体に通ずるチームワークの重要性を認識することにもつながりました。

今回の2週間は終わってみればあっという間で、気がつけば過ぎていたようにも思えますが、一場面一場面くっきりと頭に刻まれたシーンもあります。

私は今回自分の中で一つ子供に伝えたいテーマをもって参加しました。
自分が見送った小学生全員にも伝えましたが、「楽しいが原動力となり、その道を突き進み、その道に詳しくなって欲しい」これが私が一番伝えたかったことです。

自分も小学生の時にこのようなキャンプに参加し、たくさんの経験を得て、興味を広げ、それが自分の学びに活きたと思っています。
小学生の皆さんが今回経験したことのうち、どれか一つでも深く心に刻み、またやりたい、もっと詳しくなりたい。と思っていただき、その手伝いが自分にできていたなら本望だと思います。

短い期間でしたがこのような機会をいただけたこと、また様々な折に支えてくださったスタッフの皆様、インターン、サブリーダーのみんな、何より参加してくださった小学生のみなさんに感謝いたします。

ありがとうございました。

ももコーチ(早稲田大学大学院)台湾から留学中

私にとって、2020年の夏は特別な夏と思っています。
日本への留学の初めての夏休みですが、コロナの影響で、将来日本で就職したい自分に、厳しい状況になっています。
社会状況と将 ...

私にとって、2020年の夏は特別な夏と思っています。
日本への留学の初めての夏休みですが、コロナの影響で、将来日本で就職したい自分に、厳しい状況になっています。
社会状況と将来に対しての不安、さらに言語と異文化の違いがありまして、BSCインターンシップを参加するかどうかを躊躇しました。

しかし、「不安なときこそ挑戦しよう」と思いながら、BSCの理念である「冒険ある人生を!!!」を読んで、インターンシップを参加したいと決めました。

二週間のインターンシップは長いと思いましたが、実際は瞬く間に終わりました。

様々な方と巡れて、一緒に子供達のグループを担当して、お互いにの欠点と弱みを補い合いながら、感謝を忘れずに成長しました。

この二週間のインターンシップを通じて、人と人を繋げるのは言語ではなく、心と態度だと思っています。
努力と感謝の気持ちがあってさえいれば、他人は感じれます。
例えば、内向的の自分が、子供や他のコーチとサブの前に未熟な日本語で説明できるのも言語能力ではなく、周りの方々の応援と根気のおかけだと思っています。
こういう長く貴重な交流機会は、学校の中にはあまり体験できないです。

皆さんもぜひ快適の範囲を出て、冒険しましょう!

かんなコーチ(立命館大学)

2週間のインターンで、本当にかけがえのない貴重な経験をさせていただきました。

このインターンには友人に誘われたからというのと、「国際子どもサマーキャンプ」というネーミングに惹かれたと ...

2週間のインターンで、本当にかけがえのない貴重な経験をさせていただきました。

このインターンには友人に誘われたからというのと、「国際子どもサマーキャンプ」というネーミングに惹かれたという簡単な動機で応募しましたが、本当に参加させていただけて心の底から良かったと思っています。

もし応募していなかったら私の夏はどうなっていただろう…と思うとゾッとします。
インターンが始まる前は「キャンプに参加する子どもたちに楽しい夏の思い出をつくってあげたい!」と思っていましたが、このキャンプで一番楽しんだのは私なのではないかというぐらい、本当にめちゃくちゃ楽しくて充実した2週間でした。

インターン中は子どもたちの自由な発想や着眼点がとても刺激的でした。

「何で?」「どういう意味?」といろいろな疑問をぶつけてくる子供たちに対してうまく説明することができずハッとさせられ、たくさんの発見をくれ、本当に面白かったです。
特に印象に残っているのが、「何で大人のいうことを聞かなければいけないの」という質問でした。
これはある夜に子供たちに早く寝なさいと指示しているときに小学3年生の女の子に言われた言葉です。

この質問は私が小さいときに周りの友人がよく発してきた言葉でしたが、自分が言われる立場になってまさかこんなに衝撃を受ける言葉だとは思いませんでした。
自分が大人であるという自覚がなかったのですが、小学生からは私は大人に見えるのかということに不思議な気分になりました。

確かに私も小学生の頃は20歳前後くらいの大学生たちは大人に見えていましたが、実際はそんなに大人ではないということは今になって気づいたことです。
キャンプ中に子供たちに「帽子をかぶって」「マスクを着けて」「琵琶湖の中に勝手に入らないで」などと色々な指示を出しましたが、どれも子供たちの安全のために指示を出していました。

大人の言うことを聞かなければならないとう点は必ずしも正しいとは言えませんが、今は自分たちの指示には従ってほしいという気持ちとの間で大きな葛藤が生まれました。
もし次に同じ質問に出会った時にはもっとうまく返せる私でありたいです。

この2週間でたくさんの人と出会って、話すことは本当に面白かったです。
子供たちだけではなく、インターン生やスタッフの方々との会話も自分とは全然違った価値観をそれぞれが持っていて、どれも刺激的で勉強になりました。

校長とも話をさせていただいて、BSCを立ち上げ始めの頃に校長が韓国まで行ってキャンプに参加しないかと子供たちを勧誘したという話も破天荒で面白かったです。

本当にあっという間の2週間で、今もずっと余韻に浸っています。私と関わってくれたすべての方に感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました!

 

なつみコーチ(国際基督教大学)

ここにインターン生として来る決断をして本当によかったと心から思います。

正直、インター ンが始まる前は、2週間なんて長い期間やっていけるかな、ととても心配で、行く前は応募したこと ...

ここにインターン生として来る決断をして本当によかったと心から思います。

正直、インター ンが始まる前は、2週間なんて長い期間やっていけるかな、ととても心配で、行く前は応募したことを後悔したりもしました。
しかし、とても濃く充実した毎日で、本当に一瞬で、気づい たら終わっていたという感じでした。
一番やりがいを感じたのは、子供たちが「また来年も絶 対来る!!」とか「次はもうちょっと長期間で来たい」と言ってくれた時です。
インターンをしていて、このキャンプは子供たちにとって普段経験できないことができる素晴らしいところ だなと感じたし、そのようなキャンプを作り上げる一員になれたことをとても嬉しく思いま す。

また、他のインターン生と交流できたことも、ここへ来てよかったと思う一番大きな理由の一 つです。

話していてただ楽しいだけではなく、様々なバックグラウンドや独自の価値観を持っ ている人がいて、人間として魅力的な人たちでした。
彼らと過ごした時間はこのインターンで の大切な思い出の一つになり、私はやっぱり人と接するのが好きなんだなと思いました。
寝不足で毎日疲れが溜まっていってはいたのですが、彼らのおかげで毎日が充実しており、大変だったことも乗り切ることができ、感謝でいっぱいです。本当にこのメンバーでできてよかっ たと思います。

自分についての理解も深まりました。
私はそろそろ就活を始める時期になってきていて、どん な将来を送りたいのか、自分には何が向いているのか悩んでいました。
このインターンに参加して分かったことは、まず、私は全体を指揮したりまとめたりするリーダー的な役割にはあま り向いておらず、それよりも一人ひとりや細部に気を配る方が得意ということです。

これはな んとなく分かっていたのですが、他のインターン生にこのような指摘を受けたことでより気づ くことができました。加えて、私は今まで自分と似たような人しか接してきておらず、ここに 来て普段は接しない人たちと過ごしたことによって、より自分というものの特徴が分かったように思います。
他のインターン生からも、「なつみって〜だよね」と言われることも多く様々な発見がありました。

全体の指揮を取るのはうまくいかなかったことだらけでしたが、自分が一つの班を動かせたということは、とりあえずすごいことだと感じます。
あまり人を引っ張っていく経験がなく、自 分にできるとは思っていなかったので正直驚いています。
この経験は私にもっと自信を与えて くれました。

また、これからもいろいろなことに自分からチャレンジしたいという気持ちが強くなりまし た。
このような素晴らしい時間を過ごせたのは、自分にできるのか不安を抱えながらも応募す るという行動を自分で起こしたからです。

そうしていなかったら実家でだらだらと過ごしてい たんだなと思うと、積極的に行動することでしかこのような機会はやってこないということを再確認できました。
ここで収穫したたくさんの学びや経験をこれからの人生に役立てていきた いと思います。

これからの自分の課題としては、受け身ではなく自分で考えるということだと思いました。
私は言われたことをやっているだけで、自分から行動することが少なかったように思います。
周りのインターン生は、自分でこうしたらいいんじゃないかと思ったことを発言したり実践した りしていて、自らより良いキャンプに変えていっていました。

これからは私もそのような人に 近づけるよう頑張ります。
また、周りのインターン生には、情熱を注いでいる何かを持ってい る人が多くいました。
国際関係について夢中になって語ってくれたり、趣味をカフェテリア体験をしていたり、そういう人たちを見てかっこいいなと感じました。

私には趣味という趣味が ない上に、リベラルアーツの大学に通っていて、専攻はまだ決めていません。
勉強面には限ら ないのですが、自分の「専門」を持ちたいという思いが強まりました。
このような課題が見え たという点でもこのインターンに参加して本当によかったです。

最後になりますが、達也さんや校長、かっちゃんをはじめとするBSCの皆様、一緒にキャンプ をつくってくれたインターン生やサブリーダー、数えきれない思い出をくれた子供たちに感謝します。
2週間本当にありがとうございました。

かつコーチ(国際基督教大学)

BSCでの3週間インターンを終えて

BSCでの3週間のインターンシップを終え、私が他のコーチや子どもたちと共に学び、経験できたことについて振り返っていく。本年度は新型コロナウイルスの ...

BSCでの3週間インターンを終えて

BSCでの3週間のインターンシップを終え、私が他のコーチや子どもたちと共に学び、経験できたことについて振り返っていく。本年度は新型コロナウイルスの影響もあり、運営体制も参加する子ども達の心身の状態も、前年度とは大きく変わった中でのスタートであった。

私は他のインターン生とは異なり、大学を卒業して前職との契約が満了し、次のキャリアへと進むその前に、さらなる成長の機会を求め参加する運びとなった。

今回のインターンを通して得られたものは実に多く、大学や前職で知り得た知識や理論を実践し、また学び直す場であった。
チームビルディング、安心安全空間の管理、叱ること、子ども達との関係性の構築、ルールの徹底、子ども達のできることを増やすこと、ホームシックの子どもの対応等、数えきれないほどの経験を得ることができた。
知識と理論の実践を通して初めて見えてくるものも多く、他のコーチたちの手法からも学べたことは多かった。

 事前研修には参加できなかった私であるが、初日と2日目は職員であるかっちゃんコーチの元で、プログラムの流れや注意点等を丁寧に教えていただき、3日目以降はリーダーシップを発揮して活動することができた。
その後も個別的にではあるが、子どもたちへの接し方やプログラムの進行についてフィードバックを頂き、細かな軌道修正を行うことができた。
このおかげもあり、私がいた期間は子ども達に大きな事故や怪我なく終われたことは、肩の荷が降り安心したところである。

一方で、あまりうまく対処できなかったこともあった。メンタルヘルスの維持や自主性・積極性の方向づけは、インターン中に思い悩んだことである。

実働時間の長さや休み時間の少なさという拘束性の高さ、子どもたちの安心安全を守るという責任感などから、オンとオフの切り替え、リラックスする時間をうまく設けることは難しかった。
また、インターン生として求められる自主性や積極性については、明確な方向づけがあるものではなく、良い悪いの判断から実践方法まで探り探りで行なっていくしかなかった印象は拭きれない。

そうした中でもインターン生数人で朝早く起きて集まり、コーヒーを淹れて飲んだり、SUPをしたりと、リラックスする時間を意識的に設けたことで、状況は好転していった。
インターン生同士での会話も増え、協力関係が深まり個人からグループとしての意識が芽生え、プログラムの進行についても良い影響を及ぼしたと振り返る。
自主性や積極性については、インターン生内で話し合ったりお互いが実践していることを共有したりしていく中で、その方向づけを行なっていった。

今夏、子ども達のために尽力してくれた職員の皆様、他インターン生、サブリーダーたち、改めて一緒に素敵な時間を過ごせたこと、心から感謝しています。

これからもBSCでの「冒険」が、安全はもとより、彩りと実り多きものでありますように、祈っています。

 

ゆってぃーコーチ(桜美林大学)

BSCでの二週間は想像していたよりもあっという間でした。慣れない子どもたちとの関わり。はじめはどう接したら良いか迷いがありましたが、子どもたちの方が積極的で、負けていられないと感じました。気がつ ...

BSCでの二週間は想像していたよりもあっという間でした。慣れない子どもたちとの関わり。はじめはどう接したら良いか迷いがありましたが、子どもたちの方が積極的で、負けていられないと感じました。気がつくと自然体でいることができたように思います。

 

私が子どもたちと過ごす上でいちばん気を付けたのは、同じ目線になることです。ここでの意味はただ膝を曲げて目を合わせるということだけでなく、例えば水遊びであれば子どもたちと同じくらい思い切りはしゃぎ、何度も出てくる「なんで?」に対しては答えを一緒に探します。こうすることで、子どもたちの気持ちや変化により気がつくことができました。全然言うことを聞いてくれなかった子が、帰り際にこっそり絵日記を見せてくれたり、ワイルドスイムを怖がっていた子が、翌日には時間が足りないと怒っていたり、一人一人の顔とエピソードが懐かしいです。

 

キャンプ中、インターン生、サブリーダーの存在は大きく、様々な場面で助けてもらいました。同時に、自分にはこれといった強みが何も無いということを痛感させられました。

カフェテリア体験で担当したミサンガ作りでは、約1時間半で10人以上の子どもたちが完成まで辿り着くためにどういう教え方をするべきか、自分なりに考えました。しかし、言ってしまえば私でなくてもできます。他のインターン生が「○○やります!」と手を挙げる中、自分はそうできないことが悔しくて、自信を持てる何かを手に入れなければいけないと感じました。そのためには何でもやってみる、それしかないと思います。成長するにつれて失敗を恐れ、なかなかできなくなってしまうことかもしれませんが、私はこの気持ちが無駄にならないよう、大学生という立場を最大限活かして、さらに広く色々なことに挑戦していきます。そして、私にはこれがあると自信を持って話せるようになりたいです。

 

今回このキャンプで、子どもたちの成長する過程に携わることができたのは貴重な体験でした。「また会おうね!」や私がグループを離れていた日にシーグラスを集めてプレゼントしてくれたことが嬉しかったです。子どもたちの記憶に私が少しでも残っていたらいいなと思います。また、同じときにこのような経験を共有したインターン生、サブリーダーとの出会いはこれからも大切にしていきたいです。最後に、校長先生とお話しさせていただく機会があったのですが、経験談がとても面白く、参考になりました。スマイルのアドバイスと“冒険ある人生を”この言葉を忘れません。

 

皆さんお世話になりました。ありがとうございました。